ヘンリー・ワーズワース・ ロングフェローの名言 Henry Wadsworth Longfellow

ヘンリー・ワーズワース・ ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow)Wikipediaより

偉業を達成した人たちは、突然の跳躍でその高みに達したわけではない。
仲間が眠っている間に、懸命に上を目指して努力した結果である。

ヘンリー・ワーズワース・ ロングフェロー Henry Wadsworth Longfellow

米国の詩人 1807~1882
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


こういう言葉に触れると、睡眠時間を削って、疲労にも歯をくいしばって努力しなければならないと考えがちですが、最高を積み上げていって事の成就があるとすると、無闇に睡眠を減らして疲労困憊状態でチャレンジをしても、それは決して最高のものを積み上げたことにはなりませんし、疲労の蓄積は必ず反動が来ますから、無理をした数時間を遥かに超える時間をロスすることにもなりかねません。

また心身の疲労、ストレスの蓄積は、ただでさえ短い人生の制限時間をさらに短くしてしまう可能性もあります。

事の成就の差が生まれるとすれば、最高のチャレンジをいかに長く続けられるかは間違いのないことですが、人間の能力の差は大差はありません。
睡眠の最適時間は人それぞれですが、中には短い時間で大丈夫な人もいますが、通常は脳や身体の疲れを蓄積しないためにも6~8時間は必要でしょう。

必然的に日中にチャレンジできる時間も、それぞれに大差はないことになります。

ここで大きな違いが出てくるとしたら、この言葉の眠っている間というのは、実際の睡眠の時間というよりは、起きている間に成し遂げたいことに関係のないことに囚われている時間と考えた方がいいでしょう。

人間は、その瞬間にはひとつのことにしか意識を向けられません。
心配事を考えながら夢をイメージするなんてことは、決してできないことです。

同時に色んなことを考えているようであっても、ひとつひとつを切り替えているだけで、同時に複数のことを考えることはできません。

一時にひとつのことにしか向けられない意識がどこに向けられているかを感じてみると、何も考えていない時間や、他の誰かや環境に対しての不満について考えていたり、意外と起きている時間帯で夢の実現のこと以外を考えている時間は多いものです。

この時間は夢の実現に関しては、この言葉の寝ている時間と言えるでしょう。

夢へのチャレンジは身体を動かすことだけがチャレンジではありません。
身体を動かすこと以上に大切な、夢をイメージすることなどは、どんな時間でも活用してできることです。

この起きている時間に、いかに成し遂げたいことに対して寝ている時間を少なくして、実現したい夢について考えていくかが大きな差の生まれるところですね。

さらに言えば睡眠時間も、夢へのチャレンジに大きく貢献できる時間ですから、これをいかに有効に活用できるかも大きな違いとなって蓄積されていきます。

例えば技能的なことは、新陳代謝による細胞の再生が必要不可欠なことになりますが、細胞の新陳代謝が最も活発に行なわれるのは22時~2時の時間帯だと言われています。

この時間帯に睡眠時間を充てることで、最も効果的に細胞の再生が行なわれて、翌日以降のパフォーマンスの差になっていきます。

また日中にインプットされた情報などは、寝ている間に整理融合されますから、上質な睡眠をとることは、疲れを取るだけではなく能力の進化の差も生み出していくことになります。

また顕在化している能力には大差はありませんが、潜在領域の情報などを引き出すにも、夢に対するテーマなどをしっかりインプットして睡眠を行なうことで、寝起きの時間帯に閃きなどを多く受け取れることにもなります。

このように事を成し遂げるために、安易に無理をして実際の睡眠時間を削ることは、決して能力の進化や事を成し遂げることにプラスになることはありません。

どうぞ日中の夢に対して寝ている時間、睡眠時間の有効活用をして、言葉のような寝ている間に最高を積み重ねることにチャレンジしてください。

この活用の違いは本当に大きな差を生み出していきますよ。

(浜本 哲治)

ロングフェローの署名。Wikipediaより
ロングフェローの署名。Wikipediaより

LINEで送る