黒田 孝高の名言 Yoshitaka Kuroda
我、人に媚びず、富貴を望まず。
黒田 孝高 Yoshitaka Kuroda
戦国時代から江戸時代前期にかけての武将 大名 1546〜1604
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
黒田 孝高さんのお名前は、一般には通称をとった黒田 官兵衛(くろだ かんべえ)や、出家後の号をとった黒田 如水(くろだ じょすい)の方が馴染みがあるでしょうか。
織田 信長さん、豊臣 秀吉さんの天下獲りの重要人物であった黒田 孝高さんです。
本来夢の実現は、人それぞれに目指すものも形態も違うものでしょう。
必ずしも後世に名を残したことが成功したこと、夢が実現したことになるわけではありません。
むしろそういうものを目指そうとすること自体が、本来の夢から離れていくことにもなるでしょう。
手段や与えられる結果を目指し求めることは、媚びなければならない状況も生み出してしまいます。
本来夢の実現は、誰かの幸せ、夢を実現することですから、一人の人の夢を実現するために生きることも、一人の人を通じて多くの人の夢を実現することもあるでしょう。
いずれにしても自分自身の心が最も喜ぶことを夢にできることほど幸せなことはないでしょう。
どんな夢であっても、それを極めようと寝食を忘れるほどにチャレンジできることこそが、最高の幸せであり、夢の実現に最も早く近づいていく方法でしょう。
自分自身の夢をしっかり見据えられている人は本当に強いですね。
自らの歓び、夢に徹することです。
また黒田 孝高さんの名言とされていることもあるようで、その真偽は不明ですが素敵な名言を紹介します。
「水五訓」
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、障碍(しょうがい)遭いて、激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは水なり
目指すは水のような心、生き方ですね。
自然の水の恩恵を受けていて、水の生き方、すなわち自然に沿った生き方が最もできていないのが人間でしょう。
植物たちの生き様は限りなく水に近いでしょう。
水の如く生きる。
黒田さんの「如水」の名は、それを目指していたからこそのものでしょうし、だからこそ冒頭の言葉のような生き様を実現できたのでしょう。
水の如く、ぜひあなたの素晴らしい才能にも大きなテーマを与えてください。
あなたの進む道が見えてきますよ。
(浜本 哲治)
黒田如水の印章。Wikipediaより