梁瀬 次郎の名言 Jiro Yanase
その人の幸せ、不幸せを決めるのは「でも」か「では」だ。
40歳になって「今からでもできる」と思うか「今からでは無理」と諦めるかは、その人の10年後に大きな影響を及ぼす。
梁瀬 次郎 Jiro Yanase
実業家 ヤナセ社長・会長 1916〜2008
始めるのに遅すぎることはない。
どうも人間は年齢に囚われる傾向にありますが、これは本当にもったいないことですね。
確かに人間の身体的機能は10代をピークに年々低下していきますが、無駄のない自然界で、このメカニズムにも意味があると考えると、やはり機能、能力の使い方を変えたり、覚えたりしていくことが必要なことになるでしょうし、そういう状況でこそ使える、活きる能力が人間には備わっていると考えられます。
潜在能力や脳の潜在領域は、まさに日々、年々活性化していけるものでしょう。
また人間にも、ある機能が失われてもそれを補う機能が働くこともよくあることですし、それをきっかけに別の機能が、人一倍研ぎ澄まされることもありますね。
こういう人間の身体や脳のメカニズムを見ても、ひとつの才能や能力に出来るだけエネルギーを集中させることが、本来の能力や卓越した能力を引き出すポイントになることは間違いのないことでしょう。
いずれにしても、あなたの思いがあなたの能力の全てを支配しています。
ダメだと思ってしまったことは、それまでできることであってもできなくなってしまいます。
今はできないことでも、できると思い続けチャレンジし続ければ、それはできることになっていきます。
とても不自然なことですが、人間界はとかく年齢などで一律に線引きをしてしまいますから、その影響で風潮などにもなりますが。
こんな不自然なものに惑わされてはいけませんね。
様々な分野でこれまでも、絶対に無理だと言われてきたことを誰か一人が突破すると、それが当たり前のようなことになった例は枚挙に暇がないほどにあります。
年齢に限らずあらゆることに、これは言えることでしょう。
100年前の常識と言われたものが、今でも残っていることの方が少ないでしょう。
あらゆる分野の常識と言われていることは、それを超えることに楽しみを見出すことですね。
ここにあなたの才能の真価を発揮できる可能性がたくさんあるでしょう。
年齢のことで言えば、ケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダースさんがKFCをスタートしたのは65歳からです。
日清食品を創業した安藤百福さんが、チキンラーメンを発明したのが、無一文の状態になった48歳の時でした。
何をやるにも遅すぎることも、できない状態はありません。
夢さえあれば、いつからでもスタートできます。
そして本来夢は誰かの幸せを実現することですから、あなたがチャレンジできる夢がなくなることも、持てなくなることも人生の最期の瞬間まであり得ません。
どうぞ、あなたの才能には可能性を与え続けてください。
チャレンジを止めない限り能力は進化できます。
脳のポテンシャルや可能性は、人生に与えられた時間では使い切れないほどにあります。
そして人間の脳が最も幸せを感じるのは、チャレンジして進化することですからね。
(浜本哲治)