村山 雅美の名言 Masayoshi Murayama

村山 雅美(Masayoshi Murayama)Amazonより

追いつめられたときの多数決は、大変危険です。
気弱になった集団の多数意見は、往々にして誤る。

村山 雅美 Masayoshi Murayama

元南極観測隊隊長で国立極地研究所名誉教授 第9次越冬隊を率いて日本人初の南極点到達 1918〜2006
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これは個人の中でも言えることでしょう。

切羽詰まった時に限らず、喜怒哀楽の感情に振り回されている状況では、思考領域での適切な判断もできませんし、潜在領域との回路も繋がりにくくなっていますから、瞬時の反応も、本質を捉えるというより習慣で反応しがちになります。

追いつめられて気弱になっている状態では、限りなく逃げに近い選択肢しか見えてこないものです。

同様に歓びの感情に囚われていると、やはり刻々と変化する状況も甘く捉えがちですし、撤退、迂回などが最良の方法であっても、感情の勢いだけで進んでしまうことが多くなります。

このように感情に必要以上に囚われていると、可能性が狭まるばかりですね。

四面楚歌の状況、浮かれた状況で的確にアクションを起こし、あなた本来の能力を充分に発揮し、潜在能力をも引き出していくには、日常から潜在領域の情報をキャッチできるようにしておくことが大切でしょう。

思考はことごとく感情に左右されてしまいますから、こういう状況ではあまり充てにはできません。

決断に時間の余裕がある場合は、感情を手放して熟考できる状態を待つことも必要でしょう。

即断が必要なケースでは、それを待っているわけにもいきませんから、感情の影響はアクセスしづらいというだけで、常に膨大な蓄積した情報を携え本質を捉えている、潜在領域の情報を活用することです。

人間は本来五感の能力だけでは、自然界を安全には生きていけないものでしょう。

これは、あなた自身の行動をつぶさに観察していると感じられるでしょう。

愛犬が家人の帰宅を察知する能力は、間違いなく思いのエネルギーを察知しているものです。

全ての物や現象にもエネルギーがありますから、例えば何か物を折ったり、割ったりしようと力を加えた瞬間に、その後その物がどうなるかはエネルギーを感じることで察知できます。

何か嫌な予感がして、その予感通りになったということはよくあることですね。

こういう察知したものを、日常の中でよく感じておくことです。

思考との違いを感じ分けていくことで、あなたの察知能力は高められていきます。

もちろん少しのエネルギーの変化で、違う結果が出てくる自然界ですから、察知するものはその瞬間のエネルギーの状態ですから、全ての結果が察知通りとは限りません。

ただ思考でもない、五感でもない、エネルギーを感知する能力は、間違いなく人間にも備わっています。

日常の中でこの能力を研ぎ澄ましておけば、いざという時にその情報を感じる、その潜在領域の声に心を向けることができます。

それを感じよう、耳を傾けようとするだけでも感情に囚われた心を手放すこともできますね。

五感を研ぎ澄ましていくことももちろん才能の進化のためには必要ですが、感じる心である感性もぜひ磨き込んでいってください。

結果から事前に感じていたものを検証すること、その感覚を掴んでおくこと。

また感じたものを確認できるものは、確認しておくことも大切ですね。

(浜本 哲治)

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