マルティアリスの名言 Marcus Valerius Martialis
人生を愉しむのは明日からにしようだって?
それでは、遅すぎる。
愉しむのは今日からであるべきだ。
いや、より賢明な生き方は、昨日からすでに人生を愉しんでいる人の生き方ですよ。
マルティアリス Marcus Valerius Martialis
古代ローマ時代の詩人・エピグラムの始祖 40〜102
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人生を具体的に愉しむのは、常に今しかありません。
過去を慈しみ、未来に希望を持つことはできますが、現実に具体的に愉しめるのは今だけです。
今を最高に愉しんだことが過去に流れていくことで、それが最高の想い出になっていきます。
心を過去のあの時に奪われている限り、その過去を超える過去は創り出せません。
未来の夢を実現した時に幸せが訪れると考えているとしたら、今の最高の積み重ねが夢の実現になりますから、夢の実現もままならないでしょうし、どこまで行っても常に未来に漠然とした期待だけを持って、幸せはどこにあるのかと感じるようになるでしょう。
今を最高に愉しむためには、未来のわくわくする夢はどうしても必要なものです。
ただそれは具体的に動ける今に手応えを感じるため、最高のチャレンジを生み出すためのものです。
過去のどんな出来事、体験も、具体的に動ける今に活かされてこそ過去の輝き、価値が増します。
どんな栄光も挫折も、そのままではあまり価値を生み出せません。
今を最高に生きてこそ、愉しんでこそ、明るい未来も進化した過去も築けます。
単に時の流れに身を委ねていては、自然界に存在するものは形のあるものに限らず、全てのものがどんどん劣化していきます。
何かを生み出せるのも、能力を発揮するのも今しかありません。
過去に放った、放たれたエネルギー、過去に経験したエネルギー、そして夢からのエネルギーを総動員して、今に集約、集中させて、最高の今、最高の愛を創っていくことですね。
変えられる今を変えない限り、未来も過去も変えられません。
どうぞ、今日を今を史上最高の一日に、最高に愉しんだ一日にしてください。
最高の一日は起こる出来事ではありません。どんな出来事も愉しめる心です。
心が笑顔の時間がどれだけ持てたか、心の笑顔の質がどれだけ高められたか。
最高はどこまでも追求できますよ。
マルティアリスさんのこんな名言もありました。
私は人を憎まずして、その欠点を憎む。
マルティアリスの名言
すべての警句は蜜蜂のごときにあるべきなり。
それには針と密と小さき身体が必要なり。
マルティアリスの名言
いつでもいい匂いをさせている奴は、いい匂いなどしてないのだ。
マルティアリスの名言
水晶の器を、こわしはしないかと気にしているうちは、こわすね。
用心深すぎる手と、不注意な手は、おんなじなのだ。
マルティアリスの名言
「明日は生きるだろう」と君は言う。
いつも「明日は」「明日は」と君は言う。
ならば言ってくれポストゥムスよ。
その「明日」とやらは、いつ来るんだ。
マルティアリスの名言
人生のあらゆるこびが失せると、臆病者はこっそりと死に、勇者は生き残る。
マルティアリスの名言
過ぎ去りたる生活を愉しめるは、人生を二度生くることなり。
マルティアリスの名言
愚者は言う「われ明日に生きん」と。
現在でも遅すぎる。賢者は過去に生けり。
マルティアリスの名言
これまでに紹介したマルティアリスさんの名言です。
(浜本 哲治)