二代目 尾上 松緑の名言 Onoe Shouroku 2nd
「一世一代(いっせいちだい)」
一生に一度だけであること。
一生に一度の晴れがましいこと。
間違いなく毎日の一瞬一瞬が一生に一度のことです。
同じようなことをやっていたとしても、全く同じということはあり得ません。
何と言っても、物理的にあなた自身が昨日のあなたと同じではありませんからね。
人間の細胞は日々入れ替わっていき、2年でほぼ全ての細胞が新しく入れ替わっています。
姿形は同じように見えても、2年前のあなたと今のあなたは細胞的には全くの別人と言ってもいいでしょう。
日々新しく生まれ替わっているわけですから、日々進化を感じていっても何の不思議もありません。
変化、進化を感じられない方が現実を感じられていないと言えるでしょう。
昨日と違うあなたで、昨日までの蓄積に加えて、夢に向けて新たな一日分のチャレンジを重ねていくわけですから、必ずあなたは進化しています。
ぜひその進化がどこにあるのかを感じ、見つけだしてください。
そして物理的には日々新たなあなたが生まれています。
日々全く新たなチャレンジです。
新たになっていないとすれば思考だけでしょう。
昨日までの自分に囚われて思考が膠着していては、せっかくの蓄積が引き出されることも、進化が実現する可能性も低くなってしまいます。
人間の細胞は寝ている間に多くが入れ替わっています。
その現実を踏まえて、新しい朝にはまずは思考を一新していくことです。
日々脳や、ひいては心身の健康のために大切な変化や進化を感じていくことは、思考から変化していると考えていくところから入っていくことも大切でしょう。
細胞の入れ替わりは思考では感知できなものですが現実には起こっていることです。
そうであるならば、思考で変化を思うことです。
進化を考えること、感じようとすることです。
毎日が一生に一度。
これは厳然たる事実です。
昨日までできなかったことが今日できても何の不思議もありません。
今日突然運命の出逢いに遭遇しても、変化、進化が常の自然界では起こるべくして起こることです。
それを妨げているのは、変化を感じられていない、考えようとしない思考だけです。
変化、進化して当然と思考するだけで変化、進化を感じられるようになります。
どうぞ今日も一世一代の大切な一日です。
大いにチャレンジして、たくさんの新たな変化、進化を起こしてください。たくさんの進化を感じてください。
(浜本 哲治)
『仮名手本忠臣蔵』の鷺坂伴内(昭和20年代)Wikipediaより