エミール・フランソワ・ゾラの名言 Émile François Zola

エミール・フランソワ・ゾラ(Émile François Zola)Wikipediaより

青年よ、若き君たちよ!つねに正義とともに立て!
若き君たちの胸中から、正義が消え失せてしまえば、その行く末は、社会の破滅である。
「正義」とは、単なる社会規範としての法律を言うのではない。
むろん法律は守るべきだ。
しかし、もっと崇高なる正義があることを、忘れないでくれたまえ!

エミール・フランソワ・ゾラ Émile François Zola

フランスの小説家 自然主義文学の定義者 1840〜1902
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


人間は人間界のルールを守ることだけを正義とする価値観がありますが、これは非常に危険なことでしょう。

発想として、人間界のルールさえ守れば何をしてもいいというものになりがちです。

その発想が現在の自然環境の状態や、人間界の争いや病がなくならない深刻な状況を創り出しています。

人間界の中だけの発想、人間同士だけが全ての中心にあるというような発想を超えていくことが、今の人間には求められていることでしょう。

自然環境を守ることは簡単です。
一人ひとりが目の前の小さな自然を、最大限尊重して守っていく価値観を持てれば間違いなく守っていけます。

ただ現状では、自然環境を守ることが大切だと言いながら、目の前の雑草を無造作に引き抜いてしまう行動をするのが多くの人間でしょう。

言葉で言いながら実践が伴わない要因は、ひとつには気づいていないことがあります。
そして柔軟性、しなやかさの喪失でしょう。

自然に沿うためには自然が何かを知る必要があります。

自然をどれだけ学んでいるか、知っているかを計るのに、一目瞭然でわかる方法が植物の育て方を見ることでしょう。

自然を守ること、自然に沿うこと、自然との共生が大切だということを知識として知っていても、具体的に自然のままにを実践できている人は非常に少ないのが現状でしょう。

特に雑草の扱いを見ているとわかります。

またこの方法は、本来守るべき大切なことのためには、それまでの価値観を大きく変える必要も出てきますが、それができる心、脳の柔軟性、しなやかさも現れてきます。

雑草に対する認識は、ひとつの例のように感じられるでしょうが、この発想があらゆる場面で本質を見抜けない、習慣や価値観を必要に応じて変えられない、囚われた発想に繋がっていきます。

雑草を敵とみなして排除するか、味方にして共存、活用していくかは、現代の人間界には非常に大切な価値観の変化です。

心、脳の若さは年齢ではありません。
柔軟性、しなやかさを失ってくると老いていると言えるでしょう。

そしてその若さを保っていくにも、自然を知ることが大切なポイントになりますね。

人間界の常識は時代とともに変わるのに、固定化しようとするようなものであったり、非常に不自然なものが多いので、それに囚われているとしなやかさも失われてきますが、自然界の自然を熟知していれば、普遍の真理や常に変化していくことが自然であることを実践、体感していくことになりますから、柔軟性が失われることもなくどんどんしなやかになっていくでしょう。

才能、能力の進化、夢の実現も、人間界の常識に囚われるよりは自然に沿うことの方が遥かに実現の可能性は高まります。

ここが理解できていない人が人間界には多いでしょう。

年齢に関係なく、これからの人間界を成長ではなく進化に導くのは、若い柔軟でしなやかな心、脳を持った人たちです。

どうぞ自然に沿ったチャレンジをしているあなたの若さで、才能、能力を飛躍させて、人間界を正しい方向に導くことに活かしてください。

(浜本 哲治)

マネ《エミール・ゾラの肖像》1868年 Wikipediaより
マネ《エミール・ゾラの肖像》1868年 Wikipediaより

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