セルゲイ・ラフマニノフの名言 Sergei Vasil'evich Rachmaninov
音楽は心で生まれ、心に届かなければ意味がない。
セルゲイ・ラフマニノフ Sergei Vasil'evich Rachmaninov
ロシア帝国出身の作曲家 ピアニスト 指揮者 1873〜1943
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
これは音楽に限らず、全ての才能、夢の実現のために届ける愛に言えることでしょう。
今の人間界では効率を追求してきた影響でしょうか、思考と思考との表面的なやりとりに終始して、心と心が繋がる場面が少なくなっています。
様々なものを届けるのに、表面的な華美さなどや、奇をてらった演出などに頼らざるを得ない状況になっていることも、その一例と言っていいでしょう。
あらゆる分野で先人の偉業を超えられない状況も、思考の域を脱することができていないことがその要因でもあるでしょう。
今の人間界の状況を、以前の人間界から進化していると考えるのであれば、本質的な問題がもっと解決しているはずです。
争いの問題も、病の問題も、自然破壊の問題も、本当に人間が進化しているのであれば、今とは逆の方向に向かっているはずですが、今向かっている方向では進化は実現しておらず、単に成長して表面的な便利さが増しているだけと考えるべきでしょう。
どんな分野であっても、常に変化、進化していき、追求に終わり、果てのない自然界では、本質に向けて追求していればどんどん深い領域を切り拓いていけます。
思考で考えたものは相手の思考にしか届かず、心に届くことは稀です。
才能や才能が生み出す愛の追求は、思考から心への追求、思考領域から潜在領域への開拓です。
この追求の方向は、心に問いかけていけば必ず教えてくれます。
そしてその声は、自然のままの自然に触れることが、もっとも声を聴き取りやすい状態でしょう。
セルゲイ・ラフマニノフさんのこんな名言もあります。
大自然の懐に抱かれて、長いこと散歩しました。
雨のお陰で生き生きとした葉に光が反射するさまを見たり、森の中の木々の静かなささやきを聴いたり、地平線の空の色調を観察したりしていた時に、心の中で声が聞こえたのです。
セルゲイ・ラフマニノフの名言
あなたの分野でも、先人が切り拓いた領域を超える領域が必ずあります。
その領域は、今の人間界が辿っている単なる成長という路線から、進化する方向を見据えた時に見えてくるでしょう。
どんな分野の、どんな領域を切り拓いていくのも、特別な才能や能力は必要ありません。
その分野を愛する心さえあれば、そしてその分野の真の進化がどういうものかを捉えられれば必ず見えてきます。
どうぞ、あなたの素晴らしい愛、才能で、あなたが追求している分野を進化に誘ってください。
(浜本 哲治)
セルゲイ・ラフマニノフの署名 Wikipediaより