上村 松園の名言 Shoen Uemura

明治、大正、昭和の時代に活躍なさった上村松園さんですが、
時代的にも女性が画家を志すことは世間的に認められる背景がなかった時代です。

お母様は女手ひとつで上村松園さんとお姉様を育て上げ、
上村松園さんの才能を理解し励まし支え続けたようです。

上村松園さんの子上村松篁さん、孫の上村淳之さんと三代続く日本画家が生み出されました。

上村 松園さんの代表作である「序の舞」について、

上村 松園さんは、このようにおっしゃっています。

また上村 松園さんのこんな名言もありました。

才能を育んでいく秘訣が、それぞれの言葉の中に溢れていますね。

時代などの環境を超えても、溢れてくる能力、思いなどを大切にして、
それを解き放ってあげ一心不乱に打ち込んでいくこと。

明確で高邁な、究極を目指す夢。
生涯の全てのエネルギーを注ぎ込む決意と実践。

そして現代の画壇では、

「松園の前に松園なく、松園の後に松園なし」

とまで言われる境地を切り拓いていかれました。

ぜひあなたの才能、能力も社会環境などの影響で閉じ込めてしまうことなく、
溢れるままに解放してあげてください。

限りある時間を使って、あなたにしか辿り着けない領域を目指して到達を目指してください。

そして、あなたに続く人たちの才能、能力も、
あなた自身が自分を解放していく、自分を高めていく後ろ姿で育んであげてください。

独自の才能、能力、天賦の才は教えられるものではなく引き出されるものです。

こういう引き出される能力は、
引き出した能力に触れることで最も簡単に効果的に引き出されるものです。

子どもや後輩の才能を引き出そうと思えば、
自分自身の才能を引き出すことがいちばんだということですね。

まだまだ未熟な人間界の進化のためには、多くの天賦の才が引き出される必要があります。

あなたの中にまだまだ巨人のように眠っている素晴らしい才能、能力を、
ぜひ目醒めさせ引き出してください。

それはあなた自身の人生の充実だけでなく、後に続く人たちの人生や、
未来の子どもたちに残す人間界の進化のためにも非常に大きなことになります。

（浜本 哲治）

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