カール・フリードリヒ・ガウスの名言 Johann Carl Friedrich Gauss
狭くとも、深くあれ。
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス Johann Carl Friedrich Gauss
ドイツの数学者、天文学者、物理学者。1777〜1855
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力を加えるポイントはできるだけ絞り込むことで、大きなエネルギーを伝えられるのは自然界の原理ですね。
ある一点にエネルギーを伝えると、そのエネルギーが波紋として広がっていくのも自然界の道理ですが、その広がりに意識を向け過ぎて力点も散漫になってしまって、波紋が広がらなくなるケースは多いものです。
また最初は小さな一点から始まった穴も、掘り進めている間に間口が広がって、その広がった間口に多くのエネルギーを奪われて、掘り進む部分が手薄になって、いつの間にか成長、進化が止まっていることもあります。
これも物質世界の自然界では仕方のないことなのですが、そういう原理を成長、進化に上手に使っているのが植物たちの生き様でしょう。
成長点にエネルギーの多くを注ぐことを止めることなく、結果としてその波紋が広く大きく広がっていく。
そういう生き方が植物たちは見事です。
エネルギーを注いで波紋が起きても、やがて消えていくのも自然界ですから、常にエネルギーを注ぎ続けてエネルギーの広がりを持たせておきたいのですが、多くの場合、波紋の広がりを持たせること、波紋を起こし続けることに、人間の場合広い範囲にエネルギーを注ごうとしてしまう傾向にあります。
これでは労多くして益少なしの典型になる可能性が高くなります。
限られた時間しか使えませんから、必然的に限られたエネルギーしか使えません。
そのエネルギーでいかに効果的に波紋を起こし続け、波紋の到達する範囲を広げていくか。
これはディープインパクトを与えていくことが最良の方法になるでしょう。
大きく波紋を広げるには、その一点にできるだけ深くまでエネルギーを注ぐことで、自然に波紋は大きくなり到達地点も広がります。
植物たちも、もちろん人間も所詮一人では自然界は生きてはいけません。
運命の出逢いを果たしながら、多くの人の幸せを実現して生かされていくしかありません。
多くの人に幸せを届けることを人間は表面的に広げることと考えがちですが、それでは一つひとつに注ぐエネルギーが小さくなり、結局大きな広がりには繋がっていきません。
限られたエネルギーをできるだけ効果的に使って大きな広がりを持たせるためには、できるだけ焦点を絞り込んで、その一点に注ぐエネルギーを高めて、深く掘り進むことを実現していくことですね。
どんな一点でも、より深く、より高くに到達できれば出逢いは必然的に広がります。
必要としてくれる人が増えていきますからね。
どうぞ常に一点に絞り込んでディープインパクトを与えられて、深く大きな波紋を起こせるようにチャレンジしてください。
(浜本 哲治)
生誕地ブラウンシュヴァイクに建てられている記念碑 Wikipediaより