中島 敦の名言 Atsushi Nakajima
人生は何事も成さぬにはあまりにも長いが、何事かを成すにはあまりにも短い。
中島 敦 Atsushi Nakajima
小説家 1909〜1942
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
同じ時の経過を過ごしていても、長く感じること、短く感じることはあります。
これは、まさにこの言葉通りですが、例えば、ひとつの容れ物の中に、入れる物がなければ、大きく感じ、たくさん入れる物があれば、小さく感じるのと同じことですね。
そして、その容器を最大限活用できるのも、入れるものがたくさんあるケースです。
他に容れ物はありませんから、いかに上手に入れようかと工夫します。
一日の時間が限られているように、人生の時間も限られていて、他には、どこにも存在しません。
その時間内で、何ができるか、どれだけ工夫して、たくさんのことができるか、どこまで遠くに到達できるかです。
一日も人生も同じです。
限られた大きさの箱の中に、どれだけ大切なものを入れられるか。
その工夫、チャレンジが人生の愉しさですね。
自分だけに与えられた箱の中には、何を入れても自由です。
他の人が入れてくることもあるかもしれません。
できれば、自分が入れたいもので、いっぱいにしていきたいですね。
夢の実現は、誰かの幸せを実現していくことですから、誰かのために使う時間が多くなりますが、自分で選んで入れるものと、意図せずに入れられるものとは、大きく意味、価値が違ってきます。
どうぞ、あなたが入れたいもので、あなたの時間という箱は溢れさせてください。
そして、本当に大切なものを入れられるように、日々工夫して、たくさん入れられるようにチャレンジしてください。
そこに入れることができたもので、人生の充実度が決まってきますよ。
これまでに紹介した中島 敦さんの名言です。
(浜本 哲治)
元町幼稚園の中島敦の文学碑 Wikipediaより