ジョージ・スチーブンソンの名言 George Stephenson
我々の目的は成功ではなく、失敗にたゆまずして進むことである。
ジョージ・スチーブンソン George Stephenson
英国の土木技術者、機械技術者「鉄道の父」1781〜1848
自然界では、どこかに辿り着くことで幸せや充足感、充実感を感じるのではなく、それを感じられるのは、実際に考え、動き、感じられる今しかありません。
また自然界は常に変化、進化を続けていますから、人間を含めそこで暮らす生き物たちの欲は尽きることがなく、どこまで到達してもさらに先を追い求めていきます。
その欲があるからこそ自然界の進化が実現しますから、欲望を持つことは大切なことです。
ただその欲の向ける先が、自然界で暮らす者にとっては、自然界のルールに沿っていない、自然にそぐわない方向に向けられると、幸せを感じられないどころか大きなストレスを感じ、心身に異常をきたすことにもなります。
そういう状況に陥っているのが人間界でしょう。
ある地点に到達することである、何かを得ることであったり、実現することで幸せになれ、薔薇色の未来が開けてくると勘違いしているケースが多いのが人間界です。
成功と言われるどこかに辿り着くことは、それまでのチャレンジの結果であり、どこまでも続く道の毎日と同じような通過点に過ぎません。
そこに幸せがあると考えること、考えさせていることが人間界の多くの問題の原因でしょう。
手段や過程、結果を目指すことでは今が充実してこない、幸せを感じられないことは明らかなことですが、本来の目指すべき夢であっても、そこに到達することが幸せになれることではなく、夢の本来の価値は、そこを目指してチャレンジすることで幸せを感じられる今を創っていけるところにあります。
目指すものがなくただ漂流してしまう毎日の中には、生きがいも、やりがいも、幸せなどは感じられることがないことも明らかですね。
明確で何があっても揺らがない目指す夢があればこそ、今を愉しむことはもちろん、何があっても立ち止まることなく嬉々として前に進んで行けるものです。
どうぞ今を最高に愉しむ、人生の醍醐味を味わうために、自然界の基本ルールを熟知してください。
今に最高を感じられていないとすると、根本の何かがズレています。
そこさえ把握できれば、人生はどこまでも味わい深い素晴らしいものになっていきますよ。
(浜本哲治)
スチーブンソンが暮らしていた家(ニューカッスル・アポン・タイン近郊ウェストムーア)Wikipediaより