鴨 長明の名言 Choumei Kamo no
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
鴨 長明 Choumei Kamo no
平安時代末期から鎌倉時代にかけての歌人 随筆家 1155〜1216
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
同じように流れている川も一瞬として同じ水が流れることはありません。
自然界は人間の身体もそうですが、全てが常に変化し続けています。そして動きがあります。
生命を授けられている者はもちろん細胞が常に新陳代謝していますし、物体は常に劣化が進んでいますし、分子、粒子単位で見れば人間が定義する生命はなくても激しい動きはあります。
このように全てが一瞬の静止もなく常に変化しているのが自然界です。
その中では変化しようとしないことの方が大きな抵抗、ストレスを感じることになるのは明らかなことですね。
また環境の変化に流されるままに変化してしまうことは、漂流して自分を見失うことになりますからこれもまた大きなストレスになってきます。
そして思考で変化の仕方を考えるのも自然の変化のリズムと食い違うことが多く、必要以上のショックを感じることが多くなります。
この自然のリズムとの食い違いで予想以上の衝撃を受けることを体験して、変化することを怖れることになっている人も多いでしょう。
自然のリズムに同調していればスムーズに快適に進んでいくことが、同じような動きをしていても突然ストレスや衝撃が大きくなってくるケースは、自然のリズムからズレてきていると考えるといいですね。
漂流することなく自然のリズムに同調していく方法は、目指す夢という到達点をしっかり見据えて、そこと繋いだ糸を途切らすことなくその糸を手繰り寄せながらできるだけ環境の波に抵抗しないことです。
これは植物たちの姿そのものですね。
一見翻弄されているように見えても、嵐が過ぎ去った後に目立つのは人工物の弱さと植物たちのしたたかさです。
これは思考で頑なになることと、思考を手放していくことの違いのようでもあります。
この植物たちの奥義を会得して日常で実践していけるようになれば、変化を怖れることがなくなるだけでなく、どんどん変化することが自然で心地良いことだということを感じられるようになるでしょう。
どうぞ自分自身の変化、環境の変化を最大限あなたの進化に繋げてください。
自然のリズムを上手に掴んでください。
エネルギーを同調させることができれば、変化、進化も想像を超えるパワーを得ることにもなり、心身の快適性も格段に向上します。
変化することが何よりも愉しいと感じられる人生になっていけば、夢の実現、才能の進化もどんどん実現していきますし、何よりも人生を何倍にも愉しめることになりますよ。
(浜本 哲治)
下鴨神社境内にある摂社。河合神社は鴨長明ゆかりの社 Wikipediaより