小林 一茶の名言 Issa Kobayashi

小林 一茶(Issa Kobayashi)Wikipediaより

金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である。

小林 一茶 Issa Kobayashi

江戸時代を代表する俳諧師の一人 1763〜1828
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


これはお金に限らず、能力などにも言えることでしょう。

便利な世の中になって、あらゆることが何かに頼ることで成り立つようになっています。

そういう中で慣れてしまうと、その何かがなければできないと安易に考えてしまう状態も呼び込んでいます。

この状態は自然界の大原則である、愛を届けたものに愛は与えられるという循環を自ら妨げて苦しんでしまうことにも繋がっているとも言えるでしょう。

すでにあるもので、例えば夢の実現はどうにでも実現に向けて進んでいけるものです。

無理とチャレンジの違いも、この思考回路の少しの違いで生まれてきます。

無理はないものねだりをしている状態の最たる現象でしょう。

ストレスやネガティブな感情が溢れる要因にも繋がっていると言えるでしょう。
ないものがあるからストレスに感じるのではなく、なぜ?どうして?と考えてしまうことから生まれてきます。

また例え何がなくても、あるもので、あるいは自分ひとりででもやり遂げる覚悟ができていれば、ないことを嘆いたり、誰かのせいにして感情的になることはないでしょう。

目的地さえはっきりしていれば、そこには必ず到達できるのが、辿り着く道が存在するのが自然界です。

ひとつの手段が潰えたからといって、全ての道が閉ざされるわけではありません。
そういう状況でこそ才能、能力の本来のポテンシャルが試され、引き出すことのできる大きなチャンスになります。

もちろん目指すものが自然界で本来目指すべき夢になっていなくて、手段を目指すものになっていると、その手段が潰えただけで人生の終わりのように感じてしまったりするものですから、真の夢を知り、目指し、夢の本質を理解しておくことも大切ですね。

ないものにフォーカスするか、あるものにフォーカスするかは思考習慣でもあります。
ないものばかりにフォーカスして、なかなか前に進めないケースは意外と多いものでしょう。

短所の矯正ばかりをやって心まで荒んでいって、長所が飛躍的に伸びることなどあり得ないですし、いつの間にか長所さえわからなくなるのがオチです。

ないものばかりにフォーカスしていると状況はどんどん悪化していき、あるものさえ見えなくなってしまいます。

長所やあるものにフォーカスして、それをひたすら伸ばしていくことで短所も引き上げられますし、ないものを補って余りあるものが引き出されてくるのが人間であり自然界ですね。

思考の最大の役割は、心をどこに向けるかというきっかけを創ることです。

余計なことを考えたり、記憶しようとするよりは、しっかり目的地に心を向けるように、ないものに囚われるのではなく、あるものを探し出してでもロックオンできるように思考を働かせ、それが習慣になるようにしてください。

あるものでいかにして夢に辿り着くか。
この試行錯誤が人生の醍醐味ですね。

(浜本 哲治)

雪景色の一茶家の土蔵。一茶はこの土蔵で65歳の生涯を閉じた Wikipediaより
雪景色の一茶家の土蔵。一茶はこの土蔵で65歳の生涯を閉じた Wikipediaより

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