ジョルジュ・デュアメルの名言 Georges Duhamel

ジョルジュ・デュアメル(Georges Duhamel)Wikipediaより

科学は病気に似ている。
つまり科学は世界を変革しておきながら、同時に世界を蝕みつつ進行していく病気なのだ。

ジョルジュ・デュアメル Georges Duhamel

フランスのユマニスムの作家 詩人 1884〜1966
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自然界で人間の知らないこと、解明できていないことは無限にあると言っていいでしょう。

常に変化、進化している自然界は、もちろん人間の進化以上に速いでしょうし、ミクロ、マクロに考えても、そこには人間が永遠に辿り着けない領域があります。
果てがありませんからね。

そういう未知の領域を解明していくことなどで、人間の科学が果たす役割は大きいでしょう。

ただどんなに解明が進んでも、それを使う人間の進化が実現していかないと、その進化に結びつけていかないと、あまり意味のないものになるでしょう。

使い方を誤るとどんなものでも凶器になります。

病気は人間の身体の異常、不自然を教えてくれるとても大切な存在です。

ただ気づかずに、また放置していると、そのまま人生のゴールに辿り着いてしまいますが、その真意を感じ取り、根本的、本質的な部分のアップデートに役立てることができれば、さらに人生が長くなるどころか一段と快適さがアップしていきます。

人間が解明することも、自然界にあるもの、あったものを知り得ること、ある現象が起こる組み合わせを見つけるだけで、人間が新たに創造できるものは何もありません。

そしてどんなに人間がそれまで知り得ていないことを新たに知ったとしても、全ては自然界の中でのことですから、人間のためだけを考えるのではなく、自然界のルールに沿って自然界の進化のために役立てていかないと、人間界も苦悩を抱えるだけになってしまいますし、進化していくどころか淘汰される方向に進んで行ってしまうことになります。

便利なものがたくさん作られてきますが、最終的には使う一人ひとりの考え、思いが反映されていくものでしょう。

まだまだ人間の便利さや表面的な快適さなど、何を使うにしても人間の、自分たちのことだけを考えているのが人間でしょう。

これでは決して永続的な人間界を未来の子どもたちには残していけません。

病気ももちろんそうですが、科学の進歩が悪いのではありません。

それを使う一人ひとりが、その心が進化していく必要があるということでしょう。

人間が解明できたことを、いかに自然界の進化、人間の進化に活用していけるか。

未来の人間界に渡す社会、自然界は、今を生きる私たちにしか創ることはできません。

同じ科学、解明でも、今を生きる私たちが何を要求するかで、その使われ方が全く違ってくるでしょう。

どうぞ人間界、自然界が向かうべき方向を常に考え、感じてください。

あなたの思いが未来に実現していきます。

(浜本 哲治)

ジョルジュ・デュアメルの署名 Wikipediaより
ジョルジュ・デュアメルの署名 Wikipediaより

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