鈴木 梅太郎の名言 Umetaro Suzuki
独創は学問といわず実業界その他あらゆる面で最高の指針だ。
鈴木 梅太郎 Umetaro Suzuki
農芸化学者 オリザニン(ビタミンB1)の発見 1874〜1943
独創を目指していくことは、
もちろん、夢の実現になっていくことでしょう。
また、そうでなければあまり意味のないことですね。
自分にしか届けられない幸せを、
大切な人に、たくさんの人に届けること。
これを目指すことほど、
人生を充実させてくれて、心躍らせてくれることはないでしょう。
そして、その領域には、その思いさえあれば、
誰もが到達できるものです。
独創の領域に到達していくには、
何かを付け足すことより、シンプルにしていく方向、
不自然にしていく方向より、自然にしていく方向に、
その領域は確実にあるものでしょう。
江戸患いとも呼ばれていた脚気(かっけ)は、
何万人もの命を奪っていました。
それを改善していくために必要なビタミンB1を、
米糠の中から、鈴木梅太郎さんは発見して、
オリザニンと命名したのですが、
この世界初の功績が、そのまましっかりと理解され、伝えられていれば、
現在の「ビタミン」という呼称が「オリザニン」と
呼ばれていたかもしれません。
そもそも、米が主食の日本人に、脚気が流行り出したのが、
玄米を精米した、白米を食べるようになってからだと言われています。
江戸時代は、副食をあまり摂らず、
主食の米にわずかな添え物だけの状況だったようなので、
脚気が流行る環境が整っていたわけですね。
現在でも、白米が主流ですが、
副食で補っているので、脚気になることはありませんが、
ビタミンB1に限らず、玄米から大切な自然の恵みを、
削ぎ落としてしまって、栄養素と呼べるものが、
ほとんどなくなっているのが、白米ですから、
毎食の中で、本当にもったいないことをしているわけです。
こんな状況を、鈴木梅太郎さんは、
科学や技術は政府当局や一部専門家の私有物でも独占物でもない。
という信念のもとに、
我々日本人を、もつと立派なものにしたい、
大和民族が世界に雄飛するには、先づ身体を良くしなければならない。
という思いで、オリザニンの発見に至ったわけですが、
当時の医学会の大御所は、
鈴木が脚気に糠が効くと云つたさうだが、馬鹿(ばか)げた話だ、
鰯(いわし)の頭も信心からだ、糠で脚気が癒(なお)るなら、小便を飲んでも癒る…
と相手にされなかったようです。
こういう影響もあって、ノーベル賞の受賞も、
逃してしまったとも言われているようです。
この鈴木梅太郎さんの発見からもわかることですが、
玄米をさらに削ぎ落とすような、
自然なものを不自然にしていくと、
そこには大きな問題が発生してきます。
独創は付け足しではなく、削ぎ落としだと言っても、
不自然な方向に進むと、大きな問題になるわけです。
逆に言えば、
不自然の根本を追求していけば、
問題の本質が見えてくるとも言えるわけですね。
人間界では、あらゆる分野で、
まさに、鈴木さんが活躍された当時の医学会のように、
常識や当たり前と言われていることの中にも、
不自然なものは、本当に多くあります。
玄米が、白米と米糠にされているように、
不自然に削ぎ落とされているものや、
不自然に付け足されているものなど、
人間界は、不自然の宝庫と言えるかもしれませんね。
そういう状況ですから、
まだまだ、独創の領域は無限にあると言ってもいいでしょう。
ぜひ、あなたが追求している分野、生活の中で、
多くは気づいてもいないことですから、
何が不自然なのかを、感じ取り、見出してください。
その見つけた不自然の先に、
あなたが到達できる独創の領域が必ずあります。
ぜひ、それを見つけて追求してください。
今の常識が、本質だとは限りません。
常識と言われていることを、盲目的に正しいと考えていると、
本質は見えてきません。
あなたの独創が、100年後の未来に、
素晴らしいプレゼントを残すことになるかもしれませんね!
(浜本哲治)

鈴木 梅太郎の名言 Umetaro Suzuki
独創は学問といわず実業界その他あらゆる面で最高の指針だ。
鈴木 梅太郎 Umetaro Suzuki
農芸化学者 オリザニン(ビタミンB1)の発見 1874〜1943
独創を目指していくことは、もちろん夢の実現になっていくことでしょう。
またそうでなければあまり意味のないことですね。
自分にしか届けられない幸せを、大切な人に、たくさんの人に届けること。
これを目指すことほど、人生を充実させてくれて、心躍らせてくれることはないでしょう。
そしてその領域には、その思いさえあれば誰もが到達できるものです。
独創の領域に到達していくには、何かを付け足すことよりシンプルにしていく方向、不自然にしていく方向より自然にしていく方向に、その領域は確実にあるものでしょう。
江戸患いとも呼ばれていた脚気(かっけ)は、何万人もの命を奪っていました。
それを改善していくために必要なビタミンB1を、米糠の中から鈴木さんは発見して、オリザニンと命名したのですが、この世界初の功績が、そのまましっかりと理解され伝えられていれば、現在の「ビタミン」という呼称が「オリザニン」と呼ばれていたかもしれません。
そもそも米が主食の日本人に脚気が流行り出したのが、玄米を精米した白米を食べるようになってからだと言われています。
江戸時代は副食をあまり摂らず、主食の米にわずかな添え物だけの状況だったようなので、脚気が流行る環境が整っていたわけですね。
現在でも白米が主流ですが、副食で補っているので脚気になることはありませんが、ビタミンB1に限らず、玄米から大切な自然の恵みを削ぎ落としてしまって、栄養素と呼べるものがほとんどなくなっているのが白米ですから、毎食の中で本当にもったいないことをしているわけです。
こんな状況を、鈴木梅太郎さんは、
科学や技術は政府当局や一部専門家の私有物でも独占物でもない。
という信念のもとに、
我々日本人を、もつと立派なものにしたい、大和民族が世界に雄飛するには、先づ身体を良くしなければならない。
という思いで、オリザニンの発見に至ったわけですが、
当時の医学会の大御所は、
鈴木が脚気に糠が効くと云つたさうだが、馬鹿(ばか)げた話だ、鰯(いわし)の頭も信心からだ、糠で脚気が癒(なお)るなら、小便を飲んでも癒る…
と相手にされなかったようです。
こういう影響もあって、ノーベル賞の受賞も逃してしまったとも言われているようです。
この鈴木梅太郎さんの発見からもわかることですが、玄米をさらに削ぎ落とすような、自然なものを不自然にしていくと、そこには大きな問題が発生してきます。
独創は付け足しではなく削ぎ落としだと言っても、不自然な方向に進むと大きな問題になるわけです。
逆に言えば、不自然の根本を追求していけば問題の本質が見えてくるとも言えるわけですね。
人間界ではあらゆる分野で、まさに鈴木さんが活躍された当時の医学会のように、常識や当たり前と言われていることの中にも、不自然なものは本当に多くあります。
玄米が白米と米糠にされているように、不自然に削ぎ落とされているものや不自然に付け足されているものなど、人間界は不自然の宝庫と言えるかもしれませんね。
そういう状況ですから、まだまだ独創の領域は無限にあると言ってもいいでしょう。
ぜひあなたが追求している分野、生活の中で多くは気づいてもいないことですから、何が不自然なのかを感じ取り、見出してください。
その見つけた不自然の先に、あなたが到達できる独創の領域が必ずあります。
ぜひ、それを見つけて追求してください。
今の常識が本質だとは限りません。
常識と言われていることを、盲目的に正しいと考えていると本質は見えてきません。
あなたの独創が100年後の未来に、素晴らしいプレゼントを残すことになるかもしれませんね!
(浜本哲治)
