松本 清張の名言 Seicho Matsumoto
人間には、先入観が気づかぬうちに働きまして、そんなことはわかりきったことだと素通りすることがあります。
これが怖いのです。
松本 清張 Seicho Matsumoto
小説家 1909〜1992
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
これもあらゆる分野で言えることでしょう。
アスリートの場合もここを素通りするようになると、多くの場合、成長、進化はストップしていきます。
特にそれぞれの分野の基本と言われることや、自然界の本質を素通りするようになると、行き詰まる可能性は非常に高くなってきますね。
本来才能、能力は本質に向けて追求していくことで、どこまでも果てしなく高みに到達できるものです。
枝葉末節、表面的な技術などに走っても、早晩行き詰まってしまうことになりますね。
昨今はアスリートの世界でも情報が溢れている時代ですから、表面的な技術を習得しようとしたり、その追求で独自性を出そうとする傾向にありますが、これではなかなかハイレベルなパフォーマンスは生まれてきません。
どこまでもシンプルな本質、自然界の基礎に向けて深く追求していく過程で、骨格などの持ち味が活きて、独自なものが現れてきます。
この独自性ほどハイレベルな技術、パフォーマンスはありません。
さらに言えば、形式張った人間界のそれぞれの分野の基本や基礎ではありません。
自然界の基礎、本質に向けたものが、本来の王道とも言えるでしょうし、行き詰まることもなくどこまでもワクワクと追求できる道でもあります。
松本 清張さんのこんな名言もありました。
それは努力が好きだったからだ。
松本 清張の名言
空白の部分を考える。それが私の喜び。
松本 清張の名言
作家になるには、24時間、机の前に座っていられる性格であればいい。
松本 清張の名言
努力を通常イメージされるような努力と感じていては、なかなか能力のめざましい成長、進化はありません。
努力を努力と感じることなく、好きなこと愉しんでいることと感じられることでないと、自分にしか到達できない、独自の領域まではなかなか辿り着けないでしょう。
全てを歓びと感じられるようなものや分野は誰にでもあるものでしょう。
それに自然界で目指すべき本来の夢を明確に設定できれば、24時間机の前に座っているようなことも、何もないところに何かを生み出していくことも、何の苦もなくできることになりますね。
せっかくの一度きりの人生ですから、あなたの最高が引き出されることにぜひ取り組んでください。
そういう分野、才能であれば、まさに始めるのに遅すぎることもありません。
(浜本 哲治)