岡田 完二郎の名言 Kanjiro Okada

岡田 完二郎(Kanjiro Okada)Amazonより

コンピューターに社運を賭ける。

岡田 完二郎 Kanjiro Okada

富士通信機製造(現在の富士通)社長 富士通中興の祖 1891〜1979


1962年の年頭訓示でこのように宣言したようです。
当時はコンピューターの黎明期で、リスクが大きいことから、ライバル会社はコンピューターに本腰を入れられなかった中、岡田完二郎さんは果敢に決断したようです。
この決断があって、富士通は国内のパソコンのトップメーカーへと躍進し、富士通発展の礎となったそうです。

あれもこれもとやっていたのでは、様々なエネルギーが分散され、状況は決して好転はしていきません。

これは組織であっても、大小問わず同じことですし、個々人にとってもそうでしょう。

また、最初は一点突破でチャレンジしていても、様々な可能性を試していると、どんどんエネルギーは分散されていくものです。

そういう状況を閉塞感、失速感を感じた時、また現象として現れたときにはもちろんのこと、できれば予兆が現れた時に、できるだけ早期にアクションを起こすことが大切なことになりますね。

分散されたエネルギーを、絞り込んで一点に向けること、これは繰り返し繰り返し実行していくことです。

夢の実現に向けて、様々な壁を乗り越えていくにも、才能、能力をレベルアップしていく時にも、一点集中は非常に効果的です。

無限の可能性のある自然界では、分散されたもの、増えてきたもの、どれもが可能性がなくなることはありません。

可能性がなくならないからこそ、絞り込むことは難しいことになりますが、とても大切なことになります。

物理的、時間的には自ずと限界があり、その限界がある中で無限と対峙していくには、一点にエネルギーを集めて、できるだけ深く、遠くに到達できるようにしていくことが、広がった領域、エネルギーを効果的に活用することにもなりますし、それらの領域、エネルギーを結果的に、高め、深めることにもなっていきます。

岡田完二郎さんの、こんな言葉もありました。

最初はわからなくても繰り返し読めば、そのたびにわかる箇所がどんどん増えるのだ。


技術の専門書を、周りが驚くペースで読み漁り、猛勉強していた様子が伺える言葉ですが。

一点に集中したエネルギーを最大限に生かして、どこまでも深く掘り下げていくコツでもありますね。

特に自然界では、本質、真理、原理原則に関しては、その果てしなく続く方向に掘り進める必要がありますから、繰り返し、繰り返し、読み、聴き、感じていくことが最も大切なことになります。

シンプルな真理であるからこそ、様々な可能性がそのたびに感じられます。

自然界の全ての存在が、自然界の本質に向けてチャレンジしていますが、人間の場合は、それを軽視して、自然界の本質から外れた人間界のローカルルールに向けてであったり、自然界の本質も、表面的に思考で理解するだけで、繰り返し、繰り返し掘り進めるために叩いていくことをするケースが少なくなっています。

源流を掘り進めていけば、もっともっと真の充実感、幸福感を得られる現象に遭遇していくことになるのですが、そこになかなか気づけていませんね。

自然界の本質に向けての、一点集中に果てしない繰り返し。

あなたの素晴らしい才能に、ぜひ授けて欲しい大切なポイントですね。

(浜本哲治)


日本コンピュータの黎明
富士通・池田敏雄の生と死(文春文庫)


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