種村 季弘の名言 たねむら すえひろ

種村 季弘【たねむら すえひろ】

みんなが見捨てた場所に宝がある。

種村 季弘 たねむら すえひろ Suehiro Tanemura

独文学者 評論家 1933〜2004


無限の可能性のある自然界では、
その可能性を全て追求できている分野は、
ひとつもありません。

必ず、どんな領域も、
探求、追求の途中です。

それが、どんなに深く、
探求された分野、領域であっても、
さらに奥深い領域がそこにはあります。

多くの場合、与えられた時間が、
タイムアップを迎えるか、
探求を諦めてしまうかで、
未開の領域は残ったままになります。

そこにこそ、まさに宝があると、
考えていいでしょう。

たとえそれが、どんな分野の、
どんな領域、能力であっても、
宇宙の果てがないように、
限界や果てはありません。

それがあると考えているのは、
人間が単に思考で決めつけてしまっているだけです。

どんなに限界を感じても、
自然界の本質である、
無限に可能性があることは、
決して忘れてはいけません。

自然界では、
そこにあるものとして取り組むのと、
ないものと考えて、取り組むのとでは、
全く違う結果になってしまいます。

どんな状況になったとしても、
諦めない限り、探求をやめない限り、
可能性がなくなることはありません。

ぜひ、潜在能力も、可能性も、
無限に存在することを認識して、
それがあることを前提として、
全てのことに取り組んでいってください。

そこから引き出される結果に、
大いに驚くことになりますよ。

種村さんの、こんな言葉もありました。

ドイツ語の読む=レーヴェンと言う言葉は、
本を読むことであると同時に、
収穫物をえり分け摘み集める事と、
自然の産物を拾い集めることを意味する。


(浜本哲治)


贋物漫遊記 (ちくま文庫)