河合 隼雄の名言 Hayao Kawai

Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫) 文庫 – 2001/9/1 河合 隼雄  (著)

思い通りにならないことこそ、ほんとうにおもしろいことだと思っているんです。

河合 隼雄 Hayao Kawai

心理学者 京都大学名誉教授 元文化庁長官 1928〜2007


上手くいかない、思い通りにならないことをストレスに感じたり、イライラしてしまうことは非常にもったいないことですね。

まず何よりも、その心の状態で過ごす命を削っている時間がもったいないですね。

河合さんは、こんなこともおっしゃっています。

いま、自分の思いどおりにいくことがありすぎる時代です。
ところが、いくらお金があっても、絶対に思いどおりにならないのが家族であり、とくに自分の子どもです。


人間界は、大きな力で有無を言わせず動かしてしまうところがあり、非常に不自然極まりない世界ですが、本来人間の心は、自分以外は例え子どもであっても思い通りにはならないものです。

仮に大きな力で思い通りにしたとしても、心がついていきませんから、いつか破綻することになります。

自分の心のコントロールもままならないことが多いですが、自分以外の人の心を思い通りにすることは不可能なことだと、認識してしまった方がいいでしょう。

また自然界は、どんなに完璧なチャレンジをしても、上手くいく確率は2割程度ですから8割は上手くいかないわけです。

そんな自然界で、上手くいかないことにイラついていても仕方のないことですね。

その思考と心と時間を、すぐに次のチャレンジに向けた方が物理的な効率化より遥かに効果的でしょう。

河合さんの、こんな言葉もあります。

イライラは、見通しのなさを示す。


ちょっと予想外のことが起こると、なかなかそれに対応できないでイライラをつのらせます。
機械にそういうことを求めるならいいけれど、それを人間にまで求めるから、おかしなことになるのです。


常にしっかり夢を見据えられていれば、次々に打つ手は見つかってきますが、目の前の起こった現象に心奪われ、感情まで囚われていると、いつまでもそこに立ち尽くすことになります。

8割の確率で起こる上手くいかないことに、ひとつずつ囚われていては時間がいくらあっても足りません。

本来人間の脳は、瞬時に多くのことを学んでいますから、感情が囚われる前にすぐに次に進んでいくことですね。

そして脳は、上手くいったことより上手くいかなかったことの方から、より多くのことを学びますから、上手くいかないことを体験するほど潜在能力は高まることになります。

思考でも学べることは学んだ方がいいのですが、どうしても感情が出てきますし、柔軟性の乏しい思考領域では堂々巡りになりがちですから、あなたの潜在脳を信じてあげた方がいいですね。

潜在領域により多くの情報がインプットされれば、それが顕在能力にもフィードバックされますから、心配することはありません。

閃きを引き出す方法を体得していれば、上手くいかないことは絶好のチャンスですね。

この潜在領域の学びが溢れて、フィードバックされていく感覚を掴むと、まさに本当に面白いことになっていきます。

最後に、もうひとつ河合さんの言葉です。

自分の持っている器量とか決断力をもっと信じなきゃ。
信じて開発しなきゃ。


どうぞ、あなたの潜在能力をもっともっと信じてあげてください。

潜在能力、潜在脳は、表に出す能力を発揮するだけに使われるのではありません。
様々な情報や学びを、瞬時にインプットすることにも秀でた能力を発揮するものです。

あなたが信じてあげるほどに、あなたの潜在領域はその期待に応えてくれますよ!

(浜本哲治)

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