岡崎 令治の名言 Reiji Okazaki

岡崎 令治(Reiji Okazaki)Wikipediaより

何が「essential」か、そして「essential」なことを解析するためにはどのような決定的実験をやるべきか。

岡崎 令治 Reiji Okazaki

分子生物学者 日本の分子生物学のパイオニア 1930〜1975
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


「essential」の意味は「本質の、本質的な」ですね。

この言葉はこの話の中の一文です。

外国の著名な研究者の下でいい仕事をするのはたやすい。
しかし、それは、その人の仕事ではない!

外国にもまったく 無いような、真に“Original”で “Essential”な研究を、日本で展開することこそ価値がある。

自分はそういうことがしたい!
研究費や設備、その他の面での大きなハンディもさることながら、日本人の仕事は相当しっかりしていても、外国人のちゃちな仕事のほうを一般には認めたがるものだ。

何が“Essential”か、そして“Essential”なことを解析するためにはどのような決定的実験をやるべきか!

どんな分野であっても本質に向けて追求していくことです。

何が本質かは自然に沿っていくことです。
シンプルな自然の摂理を知り、そこに向けて追求していくことです。

どんな分野でも極められた分野はなく、どこまでも深く探求できる余地はあります。

特に本質に向けた追求の奥深さは、表面的に加えていく追求と比較すると比べものにならないほど奥深いですね。

また本質に向かっていない追求は様々な問題を引き起こす要因にもなっていきますし、行き詰まりが必ず生じてきます。

例えば人間の健康に関して言えば、病を表面的に抑える方向の追求ではなく、病にならない、健康であり続ける方向に追求を進めていくことが本質に向けた追求です。

こう考えていくと、現代の人間界ではその多くが表面的なことの追求と言っていいでしょう。

その影響で争いや病は増える一方になって、ストレスばかりを感じる社会にもなっています。

それが当たり前、それが普通だとさえ思い込まされていると言ってもいいでしょうか。

自分がそうなっては困るようなことでも仕方のないことだと言ってしまう状況は、やはり不自然極まりない状況でしょう。

どうぞあなたの素晴らしい才能、能力は本質に向けてどこまでも深く追求してください。

本質が何かを見失ったり、わからなくなったら自然に近づいていくことを考えてみてください。

どこまで自然に近づけるかが、あらゆる分野が目指していく方向です。

そして本質に向けた追求の奥深さ、愉しさをぜひ大いに堪能してください。

これほど愉しいことはないことをきっと実感することになりますよ。

(浜本 哲治)

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