千利休の名言 Senno Rikyu

千利休(Senno Rikyu)Wikipediaより

稽古とは 一より習ひ 十を知り
十よりかへる もとのその一

千利休 Senno Rikyu

安土桃山時代の茶人 1522~1591
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


稽古、トレーニングは繰り返し追求していくものですが、単に同じことを繰り返しているだけでは、もちろん進化はありません。

また単に付け加えて重ねるだけでも、なかなか真の成長、進化は実現していきません。

常に基本、根源を見直し、洗練させていく方向に探求を進めていくことですね。

始めの一は、十に到達した段階で改めて見直すと新たな発見もあります。

そして真の進化は、一から加えていくところより、一をさらに根源、本質に向けて掘り下げていくところにあります。

自然界の中での人間界の流れは、まだまだ脚色していく方向に多くが向かっています。

これが洗練させる方向、シンプルな本質、根源に向かうことが多くの人ができるようになっていけば、人間界の進化も実現していくでしょう。

自然界の大先輩である植物たちはどこまでも洗練させる方向に進み、感動的な美しさ、しなやかさを実現しています。

ぜひこの追求していく方向の違いに気づいてください。
人間界の流れは、決して自然界のルールに沿った方向になっていません。

その中で流れに身を任せてしまことは、どんどん不自然なストレスを溜め込み、苦悩の色を濃くしていくだけですね。

あなたの素晴らしい才能には、その飛躍的な進化のためにも、人間界のローカルルールより自然界の基本ルールに沿わせるように根源、本質に向けて探求するチャレンジを授けてあげてください。

この違いは大きな差になって現れてきますよ。

千利休さんのこんな名言もありました。

何にても道具扱ふたびごとに、取る手は軽く置く手重かれ。

千利休の名言

よそにては茶を汲みて後茶杓ちゃしゃくにて、茶碗のふちを心して打て。

千利休の名言

茶器は普通で良い、それよりも心の方が大事だ!

千利休の名言

利休七則
1. 茶は服の良きように点て
2. 炭は湯の沸くように置き
3. 夏は涼しく冬は暖かに
4. 花は野にあるように
5. 刻限は早めに
6. 降らずとも雨の用意
7. 相客に心せよ

千利休の名言

割れた茶碗も風流です。

千利休の名言

秋の庭には、少しくらい葉っぱが落ちている方が自然でよい。

千利休の名言

まず炭火はお湯の沸く程度にしなさい。
お湯は飲みやすいように熱からず、ぬるからず、夏は涼しげに、冬はいかにも暖かく、花は野の花のごとく生け、刻限は早め、早めにして、雨降らずとも雨具の用意をし、お客の心を心とするのです。
(茶の極意を聞かれて)

千利休の名言

当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、私があなた方の弟子になりましょう。

千利休の名言


これまでに紹介した千利休さんの名言です。

(浜本 哲治)

利休居士四百年記念碑 (九州大学馬出地区内)Wikipediaより
利休居士四百年記念碑 (九州大学馬出地区内)Wikipediaより

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