ヘンリー・キッシンジャーの名言 Henry Alfred Kissinger
どんな偉大な事業も、はじめは、すべて「夢」にすぎなかったのです。
だから必要なのは勇気です。
前人未到の道をひとり征くには、勇気が必要なのです。
真に新しいものは、何ごとであれ、人々の不評を買うものです。
だから勇気が必要なのです。
ヘンリー・キッシンジャー Henry Alfred Kissinger
元米国国務長官 国際政治学者 ノーベル平和賞 1923~
今は世界規模の大事業になっていたり、後世まで語り継がれる偉業も、最初は誰かひとりの心の中に閃きとともに灯った小さな光でした。
Facebookなどもそうですよね。
今でこそ全世界で8億人のユーザー数の壮大な規模になっていますが。
映画によれば、最初は同僚の話しとマークザッカーバーグさんの天才が結びついて、マークザッカーバーグさんの心の中に芽生えた小さな夢が実現したものでしたね。
そして最初は一大学内だけのものだったのが、いくつかの大学に広がり、国境を超え、世代も超え、個人の枠も超え拡大していったものです。
小さな夢を実現していくことにも、小さな夢を大きな夢にしていくために行動を起こし続けるためにも、常に勇気と決断が必要です。
それが今までに誰もやったことがなければ、すべてが未開の地に足を踏み入れるようなものですから、やはりかなりの勇気が必要です。
そして逆風も強いですよね。
これに立ち向かっていくにも、勇気とエネルギーがなければ前に進んでいきません。
最初は小さな夢でいいんです。
あなたの天才が世のため人のために役立つものを創っていきましょう。
そして一人でも多くの人に、その素晴らしいものを届けていきましょう。
勇気と情熱、エネルギーは必要ですが、一度しかない人生で、今生でしか使えないあなたの天才を、誰かの幸せのために使わないのは本当にもったいないことですよ。それは罪なことです。
それにしても最近は日本発の素晴らしいものが少なくなってきているようですが、これも日本の社会風土、風潮の影響でしょうね。
アメリカンドリームは次々に生まれてきますが、ジャパニーズドリームはどうでしょう。
優秀な研究者はどんどん海外に流出していることは、日本の風土、環境が適合しないということでしょうね。
点数が落ちたからと、また詰め込んでいこうとする教育体制。
学ぶことの楽しさや成長の手応えを感じさせ、夢を持たせることをすれば、必要なことはどんどん吸収するものです。
「補習」が得意なことを伸ばす時間である国と、不得意なものを無理矢理詰め込む国とでは、その差が出てきても仕方ありませんね。
教育を始めあらゆる環境がジャパニーズドリームを育てづらいものになっています。
国や組織の問題もあるでしょうが、その国や組織を構成しているのは日本人、日本人の気質です。
学歴を偏重し、閉鎖的で他人の成功は妬み、右に倣えを良しとし、一度失敗すれば排除してしまう。
日本人一人ひとりのマインドが、国を組織の風土を創り、環境を創っているのでしょう。
それでも先人たちが実現してきたように、ジャパニーズドリームは不可能ではありません。
あなたの心に今芽生えている夢。
どうぞ環境に負けずに勇気を持ってチャレンジしてください。
そしてどうぞ、まずあなたの周りから夢や天才を育む環境も創っていってください。
Facebookがそうであったように、素晴らしいものは小さな実現がやがて大きなうねりになるものです。
あなたの素敵な夢がジャパニーズドリームの実現になりますように。
これまでに紹介したヘンリー・キッシンジャーさんの言葉です。
(浜本哲治)
周恩来と毛沢東とともに(1972年)Wikipediaより