利根川 進の名言 Susumu Tonegawa

利根川 進(Susumu Tonegawa)Wikipediaより

人生にとってもっとも大切なのは、その時々の何が最も重要な事柄であるかをよく考え、そこに全エネルギーを集中させ、その他のことは一切切り捨てること。

利根川 進 Susumu Tonegawa

生物学者 ノーベル生理学・医学賞受賞者 1939~
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


今のあなたにとって何がいちばん大切なことでしょう?

あなたの夢が明確になっていて、その実現に心底確信が持てていて、実現に向けた手応えのある毎日を過ごしているのでしたら、今のリズムを守ることがいちばん大切なことですね。

もし自分がどこに向かっているのか分からない状態であれば、これがたぶんもっとも日々のストレスや苦悩に苛まれる状態ですから、夢を見つけ、明確にして、その夢の実現に向けての計画を立てることが最も大切なことでしょう。

夢が明確でない状態は心をフォーカスさせられるものがないわけですから、日々の出来事に右往左往して、そのことに一喜一憂して、ただ時に流される状態になり、どうでもいいことに心を奪われることになります。

これはあなたが想像している以上にストレスを溜め込むことになります。

また充実した毎日を送っていても、日々生きた時間を過ごしていますから突発的に様々なことが発生します。

最初はピンポイントにエネルギーをフォーカスさせていても、時間の経過と共にやることが増えてきたりもしますね。

それに加えて、夢の実現に直接は関係のないことでも日々やらなければならないことはあります。

人間はひとりで生きているわけではありませんから当然と言えば当然のことですね。

しかし夢からブレイクダウンされた今いちばん重要なことが明確になっていれば、優先順位を考えることが出来ます。自分がやらなければダメなことかを判断することが出来ます。

突発的、緊急性の高い出来事は対処しなければなりませんが、直接関係のないやらなければならないことも含めて、その時間や出来事を最重要なことに結びつけることが出来ます。

いつの間にか増えてしまったことは、優先順位を付けられるほどに目指すものが明確になっていれば、時間の奥行きを付けて時間軸で並べることが出来ますし、不要なものは切り捨てる決断が出来ます。

一日の中でもそうですね。
一日中重要なことひとつだけをやれることはないでしょう。

しかし何が重要なことかがハッキリしていれば、優先順位をつけることが出来ますし、すべてを夢に結びつけることが出来ます。

人間一人が、その一瞬、時間内に使えるエネルギー、出来ることはたかが知れています。

どれだけひとつのことにエネルギーを集中させられるか、これは本当に大切なことです。

またエネルギーを集中させられない原因は、夢が明確になっていないことに尽きるでしょう。

無駄なこと無駄な時間、そしてエネルギーの分散は思っている以上に多いものです。

切り捨てる勇気も大いに必要ですね。

どうぞ出来る限りシンプルにやるべきことを絞り込んで、あなたのエネルギーを集中させてください。

あなたの心を磨くこと、天賦の才である天才を研ぎ澄ますことも一点にエネルギーを集中させることで最大の効果をあげることになりますね。

利根川 進さんのこんな名言もありました。

日本の大学ではいまだに学部や学科の壁が、学際的な脳研究の推進を阻む壁になっています。
日本が世界の脳研究の先頭に立とうとするなら変革が必要です。

利根川 進の名言

理研BSIのセンター長として、どうしたら優れたPIを海外から日本に呼べるか、絶えず腐心しています。
国際舞台における論文成果競争で日本がより大きな存在感を示すことを願っているからです。

利根川 進の名言

カルチャーショックになるのは、ちゃんと目的をもっていないからじゃないのか。
目的があれば、日々その目的をどうやって達成するか、ということに忙しいはずから、カルチャーショックなんて考えている暇はないと思う。

利根川 進の名言

私はいつも『世界一の生化学者になってやる』と考えていて、それを実現することに忙しかった。
あまり文化の違いとか、つまらないことを考えている暇はなかった。

利根川 進の名言

(英語が)通じなければ何度も言えばいいことだし、通じなくても構わない相手なら通じなくてもいいし、そうでなければ通じないで困るのは相手じゃないか。

利根川 進の名言

(生化学の分野から、脳科学の分野へと研究分野を変えた理由について)
結局、常に自分が興味が持てることをやりたかったから、変えただけのことだ。
それからノーベル賞までもらって上り詰めてしまい、だんだん追求することが少なくなっていき、面白くなくなってきた。
別に失うものなんかなかったんだよね。
新しい分野に行ったほうが、ずっと得られることが大きいと思ったんだ。

利根川 進の名言

差別はどこにでもある。
AmericanがNon-Americanを差別したり、ユダヤ人がNon-ユダヤ人を差別したり。
性別による差別。卒業大学による差別。別に日本人だからって特別差別されるわけではない。

利根川 進の名言

自分がやりたいことが、アメリカに来ないと出来なかった。
日本で研究をしたくても、分子生物学っていう分野はアメリカでしかやってなかった。

利根川 進の名言


これまでに紹介した利根川 進さんの名言です。

(浜本 哲治)

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