利根川 進の名言 Susumu Tonegawa

利根川 進(Susumu Tonegawa)Wikipediaより

大切なことは問題を見つける能力、
それをあきらめずに解決する能力、
それ自体を楽しめる能力、そして、柔軟性。

利根川 進 Susumu Tonegawa

生物学者 ノーベル生理学・医学賞受賞者 1939~
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自分自身を磨いていくために大切な言葉がたくさんちりばめられていますが、今日はこの中で「柔軟性」に注目してみました。

自分や自分のやっていることに自信や誇りを持つことは本当に大切なことです。
プロとしてのプライドも必要です。

天賦の才である天才を追求していく過程で、多くの知識や技術を得て、経験もたくさん積み重ねることになります。
そこからさらにあなたの天才をレベルアップ出来るかどうかの分岐点が出てきます。
一流と超一流の分かれ目ですね。

人間は経験を重ねていくと、どうしても柔軟性に欠けてきます。

自然はあくまでも柔軟です。
柔軟性を失うと生きられないことを知っています。
自分自身を最高に輝かせるためにも柔軟性が大切なことを知っています。

柔軟性を失うということは天才の追求をやめたことと同義語かもしれませんね。

私たち一人ひとりに与えられた天命は、一生の時間を使っても成し遂げられるかどうか分からないようなものです。

その天命を果たすためにあなたに与えられた天才は、そう簡単に究められるほど底の浅いものではありません。

やはり生涯を賭けて追求していっても極められるかどうか。そういうものですね。

自分が長年積み上げてきたものをスクラップ&ビルドする勇気が必要な時もあります。
あなたの天才にとことんこだわる心は大切ですが、天才を磨く心を忘れてはいけません。
知識や技術や経験にこだわっていては、まさに柔軟性を失って天才の成長が止まってしまいます。

人工物を身体の中に飲み込んでしまう、木々の驚くべき柔軟性。
あなたの中にも存在しているものです。

どうやらピュアな心と柔軟性は同居していますね。

心の目が曇ってくると柔軟性も失われていくようです。
また言動にも現れてきます。

自分では見えなくなっている場合も多いです。

信頼できるパートナーや自然のしなやかさに気づかせてもらえますよ。
あなたがさらなる高みを追求する心さえあれば。

どうぞ柔軟性を失わずに、多くの人を救うあなたの天命のためにあなたの天才を磨き続けてください。

利根川 進さんのこんな名言もありました。

(サンディエゴについて)図書館なんかも24時間開いていて、自分の机もそこにあっていつでも勉強できる。
ご飯なんかもカフェテリアがあって、ローストビーフでもチキンの丸焼きでもなんでもある。
当時はまだ日本の食生活は貧しかったから、地上のパラダイスのようだった。

利根川 進の名言

MITを見ていても、日本の学部生は1学年に1人くらいしかいない。本当に少ない。

利根川 進の名言

日本はムラ社会だから、この人が何をしたかという実績よりも、どこにいるのかで人が評価される。
そうすると「東大の教授になる」ということがゴールになっちゃう。

利根川 進の名言

サイエンスの世界ではもう英語なしでは、研究もできないでしょう。
僕のところにもたまにアラビア語とかでメールがくるけど、何書いてあるかわからないから、当然返信しないよね。

利根川 進の名言

(英語の勉強法)一番いいのは、薄いのでもいいから本を読むことじゃないかな。

利根川 進の名言

脳は、Plasticity(可塑性)といって、学習や経験を通じて脳のProportionが変化するという特徴がある。
モノリンガルとバイリンガル、マルチリンガルでは、このPlasticityのおかげで脳の形が変わってくる。

利根川 進の名言

若ければ若い分だけ変化しやすくて、年を取ってくるとPlasticity(可塑性)は失われていくんだよね。
だから小さいうちから多言語の刺激を入れてあげたほうが、習得は早い。

利根川 進の名言

Artificial Intelligenceの世界には、2045年問題というのがあって、あと30年もするとコンピューターは人間よりも高度な感情を持つようになると言われている。

利根川 進の名言


これまでに紹介した利根川 進さんの名言です。

(浜本 哲治)

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