マイルス・デイヴィスの名言 Miles Davis
すべて学び、そして忘れろ。
マイルス・デイヴィス Miles Davis
ジャズトランペッター 1926~1991
人間の脳には、生まれてから遭遇した全てのことが記録されていると言われています。
脳の記憶領域では、通常は忘れてしまう機能が働きますので、時間の経過とともに忘れてしまうことも多くなりますが、何かのきっかけで記憶が蘇ってくる経験は誰しもあるものでしょう。
これが脳にはしっかりと記録はされているということを物語っていますね。
一方で、人間の脳は不自然なストレスにとても弱い面があります。
そのひとつに、忘れないようにするというストレスがありますが、このようなストレスには簡単にオーバーヒートしてしまいます。
このようなメカニズムになっている脳には、無理に覚えておこう、記憶しておこうとするのではなく、経験し学んだことは、無理に忘れようとすることはありませんが、記憶しておこうとするのではなく、全ては記録されていて、必要に応じて脳がその記録を活用してくれると信じて手放していくことです。
これが自然にできるようになれば、脳は見事に期待に応えてくれます。
記憶力ではなく記録力をぜひ高めていってください。
脳の閃きをどうぞ大切にしてあげてください。
閃きは思考を手放すこと、考えることをやめることで自在に引き出すことができます。
これができるようになると、自然界での人生が何倍も愉しくなっていきますよ。
マイルス・デイヴィスさんのこんな言葉もありました。
オレの未来は毎朝起きた時にはじまる。
自分自身の何かを創造している時は限界なんてない。
伝説というのは過去の業績にしがみついている老人のことだろ。
オレは今でも現役だ。
これまでに紹介したマイルス・デイヴィスさんの言葉です。
(浜本哲治)
ポーランド・キェルツェにあるマイルスの像 Wikipediaより