新渡戸 稲造の名言 Inazo Nitobe

新渡戸 稲造(Inazo Nitobe)Wikipediaより

他人にどのような欠点があっても、程度が違うにしても、同じ人間である以上は、自分にも必ずいくぶんの同じ欠点がある。

新渡戸 稲造 Inazo Nitobe

明治・大正の農学者・教育者 1862~1933
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自然界に欠点のない存在はいません。

そして同じような個性であっても、それを欠点だと捉える人もいれば、むしろ長所だと捉える人もいるでしょう。

このような自然界の中で他人の欠点などにフォーカスして、議論したり矯正しようなどとすることは不自然極まりない行為です。

仮に自分に欠点と考えられる面が見えたとしても、そこにフォーカスして時間を浪費することは本当に命の時間の無駄遣いになってしまいます。

このことは自分自身にも言えることですね。

自分自身が自分の欠点だと考えていることには決して時間を浪費しないことです。
それよりも長所だと感じている部分だけにフォーカスして、それをどこまでも伸ばそうとしていくことです。

そうしていくことで欠点だと考えていたところも気にならなくなっていきます。

どうぞ自分自身にも他人にも長所だけにフォーカスして、命の時間を注ぎ込んでいってください。
これは自然界の人生を幸多いものにしていく大切な秘訣ですよ。

新渡戸 稲造さんのこんな名言もありました。

「心にやましい点があるか」と自分を常に振り返り、弱点の末の末まで隠すことはできないことを心得れば大いに気が澄んで来る。

新渡戸 稲造の名言

自分に人を疑う心が起こった時、ちょっと自分を振り返って、疑う心の起こる理由を自分に尋ねよう。

新渡戸 稲造の名言

やろうとする意志の深さよりも意志の方向を自分に問え。
その方向が心の内に自ら振り返って恥ずかしくないと思うならば、それが成功というべきものではないか。

新渡戸 稲造の名言

人物の価値を測る基準は、人格を重視すべきである。
その人のした仕事よりも、その人の性格を重くみることである。

新渡戸 稲造の名言

善い意味のプライドとは、自分の心を潔く守るように努力することである。
悪いプライドは、他を侮り、見下げ、いばることである。
本当は持たない者なので、感情的に持つ者をねたんだり、恨んだり、憎んだりするのである。

新渡戸 稲造の名言


これまでに紹介した新渡戸 稲造さんの名言です。

(浜本 哲治)

札幌農学校時代の仲間と共にメリマン・ハリスの参り。1928年 Wikipediaより
札幌農学校時代の仲間と共にメリマン・ハリスの参り。1928年 Wikipediaより

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