新渡戸 稲造の名言 Inazo Nitobe
いわゆる十分に力を出す者に限って、おのれに十二分の力があり、十二分の力を出した者が、おのれに十五分の力あることがわかってくる。
新渡戸 稲造 Inazo Nitobe
明治・大正の農学者・教育者 1862~1933
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人間には無限の可能性と能力がありますが、それを体感している人は少ないでしょう。
毎日の積み重ねはとても大切なもので、弛まない積み重ねがあれば確実に夢には近づけてくれます。
しかし毎日同じことを繰り返しているだけでは、無限の可能性や能力を感じられるところには至らないでしょう。
アスリートのトレーニングも毎日継続していくことはとても大切なことなのですが、ただ決められた同じことを毎日繰り返すだけでは、能力の低下を防ぎ、習慣にして慣れることは出来ますが能力を高めることにはなりません。
能力を高めるためには、慣れたら負荷を上げていくという繰り返しをする必要があります。
その繰り返しの中から、ある日突然今まで不可能だったことが可能になる瞬間を迎えることになります。
徐々にレベルが上がっていくのではなく、レベルのステージが上がる時は一気に上がるものです。
この瞬間を何度も味わうことで、自分の可能性や能力に限界がないことを感じられることになります。
今は情報が溢れているので、知識や先を行く人の情報を得ることが出来るのは、イメージ力を育てるには素晴らしいことなのですが、現実との大きなギャップを一足飛びに埋めようとして、アスリートであれば怪我をしたり、痛い目に遭うような、そんなことを繰り返す中で限界を自分自身で創ってしまっている人が多いですね。
自分の能力を過小評価してしまうのはこういうケースです。
無限の可能性と能力は、何もないところから突然見えてくるものではなく、それを自分自身で引き出すものです。
毎日精一杯のチャレンジをすることが無限の領域に踏み入れ引き出していくことになりますが、最高のチャレンジが出来ているかどうかは、3ヶ月前、1年前の自分と比較して能力が向上していたり、出来る範囲が拡大しているかどうかでも推し測ることが出来ます。
とかく疲労や能力が尽きることを気にするあまりに、余力を残して一日を終えようとするケースが多いですが、これは逆効果でしょう。
能力を使い切らないことは、能力の維持にもなりませんし、もちろん向上することはありません。
またエネルギーを使い果たさないことは、脳にもストレスを与えますので心身の疲労も大きくなります。
精一杯のチャレンジは時間の問題ではありません。
睡眠や休息を削ることは継続していけませんので、これはチャレンジではなく無理をすることになります。
区切った時間の中で、どれだけ中身を濃くしてエネルギーを使い尽くすかですね。
精一杯のチャレンジの爽快感は残る疲労を感じるものではありません。
「継続は力なり」ですが、最高のチャレンジの継続で初めて力になっていきます。
最高のチャレンジとは決めた時間内に能力とエネルギーを使い切ることです。
最高のチャレンジの継続で、あなたの無限の可能性や能力を引き出していけます。
十二分、十五分のあなたの能力を感じられるようになれば、果てしないあなたの可能性も間違いなく体感できますよ。
新渡戸 稲造さんのこんな名言もありました。
目的を高き理想に置くならば、これに達する道は一つではない。
目的によってはあり余るほどこれに達する道がある。
新渡戸 稲造の名言
目的を勝敗以上の高所に置け。
一生の目的を高きに置いてこれを追えば、途中の障害は多いようでも多くないものと思える。
新渡戸 稲造の名言
思うところは目的以上に置け。
天に登ろうとして、ようやく屋根に登るようなものである。
新渡戸 稲造の名言
理想を行動に移すことが人生である。
理想なしにぶらぶら流れのまにまに生きているのでは、
存在するというだけで、人間の生活をしているとは言いがたい。
新渡戸 稲造の名言
夢もまた人生の一部である。
夢のない人生はない。
新渡戸 稲造の名言
これまでに紹介した新渡戸 稲造さんの名言です。
(浜本 哲治)
新渡戸稲造と妻メアリー Wikipediaより