吉田 松陰の名言 Shoin Yoshida

吉田 松陰(Shoin Yoshida)Wikipediaより

君子は、理に合うか否かと考え、行動する。
小人は、利に成るか否かと考えて、行動する。

吉田 松陰 Shoin Yoshida

武士(長州藩士)思想家 教育者 1830〜1859
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


理は真理、道理、摂理。
利は利益。と考えると分かりやすいですね。

今、利より理を考え行動を起こしている人がどれほどいるのでしょう。

毎日の仕事を何のためにしているか。
利のためでなく、理のためと胸を張って言える人がどれだけいるでしょう。
理と利の二者択一が目の前に出て来た時、理を優先出来る人がどれだけいるでしょう。
利を得ていたことが理に叶っていないと分かった時に、やめることが出来る人がどれだけいるでしょう。

たぶん私たちを代表している人たちは私たちそのものの投影でしょう。

個人的には理不尽を感じていても、組織や大きな力の前では利のためにもっともらしい理屈をこねて正当化してやってしまう。

お客様のため、家族のためという大義名分は、国民のため国益のため、自然を犠牲にすることはやむなしと言っているのとさほど変わりません。

それぞれにお仕事ですからね。

誰かを批判する前に、目の前の雑草を敵視するような自分の価値観を変えて実践して行くことが先決でしょう。

旬でもない野菜や果物を買い求めることで、莫大な電力が使われていることや、主食であるお米を乾燥させるために、毎年原発4基分の電力が必要なことに気づいて、暮らしを見つめ直すことをまずやるべきでしょう。

みんながやること、国が決めたことに追随してきた結果が今ですからね。
ベクトルは自分自身に向けるべきでしょう。
あなたが変われば、国も企業も変わります。

吉田松蔭さんが生きた幕末や、敗戦後の価値観の変化より、もっと大きな変化を求められているのが今でしょう。

人間同士の間の価値観ではなく、相手は自然ですからね。

そして理に適ったことをすれば、目先の利より大きな利を与えられることをひとりひとりが実感していくことです。

自然界で自然の摂理に沿っていて生きられないことはまずありません。

出来ることから少しずつでも、しかし早急に変えていきたいですね。
私たちの今を創ってしまった価値観を。

幕末の国を変えていったのは、個の力によるところが大きかったですね。
今は個がさらに大きな力を持っている時代でしょう。
あなたの価値観が国を変えることも絵空事ではありませんよ。

吉田 松陰さんのこんな名言もありました。

過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。

吉田 松陰の名言

道を志した者が不幸や罪になることを恐れ、将来につけを残すようなことを黙ってただ受け入れるなどは、君子の学問を学ぶ者がすることではない。

吉田 松陰の名言

一つ善いことをすれば、その善は自分のものとなる。
一つ有益なものを得れば、それは自分のものとなる。
一日努力すれば、一日の効果が得られる。
一年努力すれば、一年の効果がある。

吉田 松陰の名言

今日の読書こそ、真の学問である。

吉田 松陰の名言

小人が恥じるのは自分の外面である、君子が恥じるのは自分の内面である。
人間たる者、自分への約束をやぶる者がもっともくだらぬ。
死生は度外に置くべし。
世人がどう是非を論じようと、迷う必要は無い。
武士の心懐は、いかに逆境に遭おうとも、爽快でなければならぬ。
心懐爽快ならば人間やつれることはない。

吉田 松陰の名言

人間はみななにほどかの純金を持って生まれている。
聖人の純金もわれわれの純金も変わりはない。

吉田 松陰の名言

大器をつくるには、いそぐべからずこと。

吉田 松陰の名言

一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。

吉田 松陰の名言


これまでに紹介した吉田 松陰さんの名言です。

(浜本 哲治)

誕生地にある吉田松陰と金子重輔の像 Wikipediaより
誕生地にある吉田松陰と金子重輔の像 Wikipediaより

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