和辻 哲郎の名言 Tetsuro Watsuji
成長を欲する者は、まず根を確かにおろさなくてはならない。
上にのびる事のみ欲するな。
まず下に食い入ることに努めよ。
和辻 哲郎 Tetsuro Watsuji
哲学者 倫理学者 1889~1960
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
夢の実現や成長、進化を追い求める場合人間は、すぐに前や上だけに進もうとしがちですが、これではなかなか上手くはいきません。
何事も堅固な土台、基礎があってこそ上や前に進んでいけるものです。
その土台、基礎、根を張ることはなかなか目に見えづらく、すぐに効果が現れてこないことが多いため疎かにされがちですが、これこそが後々の成果を得るためには最も大切なことになります。
そして根を張るチャレンジにもこれで終わりというものはなく、常に大きく広く地中に貼り続けて、前や上に伸びていくための安定した土台にしていくことです。
どうかしっかり根の張った上でのチャレンジの快適さを実感してください。
まずは自然界の自然、摂理を理解、体得していくことがいちばんにやるべきことでしょう。
この自然界の真理は非常にシンプルなのですがどこまでも奥深く、生涯をかけて探究してもし尽くすことはできません。
その土台の上にあなたのチャレンジを乗せていってください。
きっと素晴らしい成果が現れてきますよ。
和辻 哲郎さんのこんな名言もありました。
価値を認めるということと失いたくないということとは、ほとんど同義である。
そうして価値あるものはこの世には無限にあると言ってよい。
和辻 哲郎の名言
(物事の味を)わかろうとあせったり、意味を考えめぐらしたりなどしても、味は出てくるものではない。
だから早く飲み込もうとせずに、ゆっくりと舌の上でころがしていればよいのである。
そのうちに、おのずから湧然として味がわかってくる。
和辻 哲郎の名言
(物事の)味は説明したところで他の人にわかるものではない。
味わうのはそれぞれの当人なのであるから、当人が味わうはたらきをしない限り、ほかからはなんともいたし方がない。
和辻 哲郎の名言
古来の偉人には雄大な根の営みがあった。
その故に彼らの仕事は、味わえば味わうほど深い味を示してくる。
和辻 哲郎の名言
真に勇気あり力のある者は、恐ろしい真実を見つめるとともにそれに堪える道を知っている。
和辻 哲郎の名言
運命を愛せよ。
与えられたものを呪うな。
生は開展の努力である。
生の全てを愛せよ、そして全てを最も良く生かせよ。
和辻 哲郎の名言
倫理問題の場所は孤立的個人の意識にではなくして、まさに人と人との間柄にある。
だから倫理学は人間の学なのである。
和辻 哲郎の名言
恋愛が欲望の手段ではなくして欲望が恋愛の手段である。
和辻 哲郎の名言
これまでに紹介した和辻 哲郎さんの名言です。
(浜本 哲治)