千秋 実の名言 Minoru Chiaki

千秋 実(Minoru Chiaki)Wikipediaより

かっこ悪くたっていいのだ、かっこ悪さを恐れてはいけない。
恥ずかしがってはいけない、どんなかっこうでも真剣に生きる姿は美しいのだ。

千秋 実 Minoru Chiaki

俳優 1917〜1999
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


誰しもかっこ良く決めたいものですね。
そしてそういうイメージを持つことはとても大切なことです。

ただどんなに華々しい成功も、表に出ている部分は氷山の一角で、その成功を支える陽の当たらない根底があるからこそ実現しているものです。

情報化が進む現代にあっては、どうしても陽の当たる部分だけの情報が溢れてきますから、表面的な体裁を整えようとしたり、形だけ真似しようとする傾向にありますが、氷山は海の中に眠る、表面に出ている何倍もの根底があるから泰然自若としていられるものです。

隠れた部分がなければ小さな波にも煽られ、揺れ動き簡単に転覆してしまうものになってしまいます。

アスリートが表面的にパフォーマンスを取り繕おうとしても、裏打ちされたトレーニングがなければすぐにメッキは剥がれてしまいます。

またアスリートは多くの失敗の上に成功が存在します。

プロ野球の選手は10割を目指して懸命にチャレンジしますが、一流と言われる人たちでも成功は3割です。
衆目の中で7割の失敗に耐えなければなりません。
失敗を怖れ、恥ずかしがって打席に立てなくなればそこには何も残りません。

植物たちも陽の当たらない、人目に触れることのない根があるからこそ花を咲かせられ、木々は根の張り具合に応じて大きく育っていきます。
日々自然環境の中でトライアンドエラーを繰り返して育ち、最高の花を咲かせてくれます。

氷山の根底も大きくなるほどに素晴らしい一角を浮かび上がらせてきます。
しっかり根を張った樹木はどんな環境にも耐えうる大木になっていきます。

俗に言われるかっこ悪い部分をどれだけ積み上げられるかであなたの輝きも違ってきます。

本当に心に届く美しさ、感動は表面的な美しさではなく、真剣に本質と向き合っていく姿です。

どうぞ表面的なことや形に囚われ過ぎることなく、根っこ、根底を磨きにかかってください。

これまでに紹介した千秋 実さんの名言です。

(浜本 哲治)

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