徳富 蘇峰の名言 Sohou Tokutomi
人生は一種の苦役なり。
ただ不愉快に服役すると欣然として服役するとの相違あるのみ。
徳富 蘇峰 Sohou Tokutomi
明治・大正・昭和のジャーナリスト 思想家 歴史家 評論家 政治家 1863〜1957
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
思い通りにならない肉体、身体を纏って、重力、引力をはじめさまざまなストレスに縛りつけられているのが、人間をはじめ自然界で生きる者でしょう。
それらのストレスは肉体的、精神的の苦痛をもたらしますから、人生を苦役と捉えることもできるでしょう。
ただ自然界でのストレスは、生きていく上では必要不可欠なものです。
もし何のストレスもなくなったとしたら、人間をはじめ地球上のあらゆる生き物は生きていけません。
自然界ではストレスがあるからこそ、成長、進化が実現していくものですね。
ただ人間界では、自然界での必要なストレス以上に、自ら大きなストレスを抱えるような仕組みを創り苦しんでいる場面が多いですね。
自然界の自然なストレスだけで充分なところを、不自然なストレスで心身の寿命を縮めているのが人間界かもしれませんね。
そしてそのストレスを自らの成長、進化の糧だと、全ての人たちが認識していればいいのでしょうが、人間が創り出した不自然なストレスはなかなかそうはいきません。
争いがなくならず、病も減ることなく増えていく一方になっている現状は、それを裏付けている現象でしょう。
ただ自然界の素晴らしいところは、どんな不自然な状況からでも、いつでも自然に戻ることはでき、それで生きていけることですね。
そこに気づき実践していくことが、人間がさらに進化できるかどうかのポイントにもなるでしょう。
どうぞまずは、自然界ではストレスは成長、進化のために大切なもので、それがなくなることはないことを認識して、言葉にもあるようにストレスを愉しむことを実践していってください。
愉しむことを、人間は楽しいことと勘違いしているところがありますが、人間の脳が本当に愉しめるのは成長、進化を実感していくことです。
例えばアスリートのトレーニングなどもそうですが、あらゆるトレーニングはストレス、苦痛を伴いますが、それによって自分自身の成長、進化を実感できれば、その苦痛は苦しみではなくなり愉しみになりますね。
そのストレスを成長、進化に繋げていくことで、歓びになる術を体得した上で、不自然なストレスを手放すことを実行していくといいでしょう。
不自然なストレスに晒され続けることは、必ず心身のどこかに不具合が生じてきます。
何が自然かを把握していけば、不自然なストレスを手放すことはわりと簡単にできるようになります。
不自然なストレスは間違いなく才能、能力の発揮も妨げています。
これを取り除く、手放すだけで自然と能力が引き出されてくることも多くなるでしょう。
自然界で暮らす者は全て、自然であるかどうかがいちばん大切なことです。
どうぞ、何が自然で何が不自然かを、自然界の先輩、進化の遥か先を行く植物たちに学び、実践して体得していってください。
人間界の知識などを学ぶより、遥かに夢の実現や才能、能力の進化に役立つことは確実ですね。
これまでに紹介した徳富 蘇峰さんの名言です。
(浜本 哲治)
水俣市にある市立蘇峰記念館(旧水俣市立図書館「淇水文庫」)Wikipediaより