太宰 治の名言 Osamu Dazai

太宰 治(Osamu Dazai)Wikipediaより。

笑われて、笑われて、つよくなる。

太宰 治 Osamu Dazai

小説家 1909〜1948
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自然界は「20:80の法則」が働く世界だということを、常に意識しておくことが大切でしょう。

この法則はあらゆる場面で働いていますので、検証してみると面白いですね。

野球の打率などもいい例ですね。
10割を目指して精一杯チャレンジして、上手くいく確率は2割程度。

これは、植物たちの結実などを見てもわかります。
たくさんの花が咲いても、全てが結実するわけではありません。

届けた愛は、届くのはせいぜい2割です。
もちろん全てを届けようとチャレンジして、精一杯やってこの確率ですから、いい加減にやっては確率はどんどん落ちてきますね。

また、それぞれの分野、アクションの特性で、もちろん2割という数値は変動しますが、圧倒的に上手くいく確率が低いことは同様です。

ただ、上手くいかない8割が意味のないことではありません。

その8割があるからこそ、2割が生まれてくることもあります。

しかし、この8割によって夢を諦めたり、才能、能力がないと決めつけたりしてしまって、せっかくの可能性、チャンスを逃してしまっているケースは本当に多いですね。

8割をどう捉えることができて、どう活かしていけるかでしょう。

確率としては2割ですが、2割の実数を増やしていくためには、8割の実数もどんどん増えるということです。

誰よりも多くの数の、上手くいく2割を実現する人は、同時に誰よりも多くの上手くいかない数を経験する人になります。

過去や今の状況に、あまり意味のないプライドを持っているとチャレンジができなくなります。

年齢や経験が重なってくると、上手くいかないことを怖れたり、恥ずかしいものと考える傾向、風潮があって、そういうプライドが醸成されているケースも多いでしょうが、これでは先細りになってしまうことは否めません。

常に未来の夢の実現に強いプライドを持っていけば、チャレンジができなくなって失速してしまうこともないでしょう。

また、本当に大切なことは、全体の20%に集約されています。
その大切な2割で、8割を構成していることも実際です。

8割の笑われることに心を奪われていては、全く動けなくなってチャレンジも進まず、夢に近づくこともありません。

夢の実現が近づかない、才能、能力が成長、進化していかないと嘆いているケースの多くは、ここにあるでしょう。
年齢、経験を重ねるほどに強い傾向ですね。

どうぞ、あなたの高いポテンシャルのある才能には、未来へのプライドを授けてください。

どこに、何にプライドを持てるかで、全く違うアクション、チャレンジが展開していくでしょう。

ぜひ、2割の実数を増やすために8割を存分に愉しみ、味わえるような、素敵なプライドを獲得してください。

これまでに紹介した太宰 治さんの名言です。

(浜本 哲治)

1946年、銀座のBAR「ルパン」にて(林忠彦撮影)Wikipediaより
1946年、銀座のBAR「ルパン」にて(林忠彦撮影)Wikipediaより

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