ウィル・デュラントの名言 William James Durant

ウィル・デュラント(William James Durant)Wikipediaより

勉強とは自分の無知を徐々に発見していくことである。

ウィル・デュラント William James Durant

米国作家 歴史家 哲学者 1885〜1981
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


学ぶことは確かに知識や経験を増やすことでもありますが、無限に可能性が存在する自然界では、まさにこういう発想を持っておくことがとても大切なことになるでしょう。

本来学べば学ぶほど、経験を積めば積むほどに奥深い可能性を感じるのが自然界の追求ですが、人間の場合は、学ぶことが多くを知っていると誇るようなものになっているのが、人間界の進化を妨げている要因になっているかもしれませんね。

またこの発想は、脳の使い方や物事の処理の仕方、可能性の見つけ方などにも影響を与えることになるでしょう。

学ぶことを思考領域の記憶にストックすることが、学ぶことのように考えられてもきましたが、無限に存在するものを、進化しているものを小さな領域にストックしていこうとすることは非常に無理がありますし、大きな不自然なストレスを溜め込むことになります。

また日常的な思考領域の記憶に頼る作業は、その記憶に、現象などに囚われる状況も生み出しているかもしれませんね。

本来遭遇する現象自体にはあまり意味はなく、その現象の真意にこそ意味があるものです。

これが感情と相まって、必要以上の囚われやこだわりを生んでいます。

またたとえば上手くいかない現象に遭遇しても、それはその地点からさらに広がる可能性を見つけ出せるものであるだけなのですが、多くの場合上手くいかないことは、その先も含めて可能性を狭めることであるかのように考えられている傾向も、学ぶことが知識、体験が増えることだという発想からきているとも言えますね。

自然界のことで人間が知り得ているのは、ほんのごくわずかなことだけです。

知らないことの方が遥かに多く、それは無限にあるということをぜひ理解してください。

学んでいくということは、その無限にある知らないことや可能性を見出していくことだと実感していってください。

またその方向に学ぶこと、追求することを進めてください。

学ぶことに対する発想の転換は、きっとあなたの可能性を大きく広げていくことになりますね。

これまでに紹介したウィル・デュラントさんの名言です。

(浜本 哲治)

1911年から12年頃のニューヨーク市の近代学校。ウィル・デュラントは生徒たちと一緒に立っています。この画像は、最初のモダンスクール誌の表紙に使用されました。Wikipediaより
1911年から12年頃のニューヨーク市の近代学校。ウィル・デュラントは生徒たちと一緒に立っています。この画像は、最初のモダンスクール誌の表紙に使用されました。Wikipediaより

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