相馬 愛蔵の名言 そうま あいぞう

相馬 愛蔵【そうま あいぞう】

機会というものは、いつも初めは、
一つの危機として来るか、
あるいは一つの負担として現れた。

相馬 愛蔵 そうま あいぞう Aizo Soma

東京新宿中村屋の創業者 1870〜1954


チャンスは、順風でも逆風でも、
あらゆるところにあるのですが、
順調に事が運んでいる時は、
あまり、チャンスなどを見つけようと、
しないかもしれませんね。

逆境にあると、なんとかしなければならないと、
真剣に道を探っていきますから、
チャンスなども見つけやすい、
心の状態にあると言えるでしょう。

ただ、逆境にあって、
思考や思考の産物である感情に、
囚われてしまっていては、
非常にチャンスを得る好機であっても、
それに気づけずに通り過ぎて行ってしまうでしょう。

また、自然界で起こる現象のすべては、
それが道標であることを理解していけば、
逆風、逆境ほど、大きなチャンスであることは、
明らかになってきますね。

大きな変化を余儀なくされる局面ですからね。

相馬さんの、こんな言葉もありました。

社会が公平なりと認める儲けしか頂戴しないで、
真面目にやっていく店は、
自然と繁盛するものである。


世間の人は私に向かって
中村屋が繁昌する秘訣を話せと云い、
商売のコツを教えてくれなどと云う人があって、
その都度私は当惑する。
自分は商家に生まれたのではないから、
いわゆる商家伝来の秘訣も何も知らぬ。
もし、中村屋の商売に
何か異ったものがあるとすれば、
それは皆素人としての自分の創意で、
何処までも石橋を叩いて渡る流儀であり、
また商人はかくあるべしと自ら信ずる所を
実行したまでのものである。


脚色などをして、
一時的に、良い方向に向かったとしても、
それは、必ず行き詰まってしまいます。

流行などに振り回されて、
本質を見失うことは、
必ず、後でツケを払うことになります。

もし、こういう状態で周りが、
一時的に先に進んだとすると、
それは、自分たちにとっては、
逆境と感じられるかもしれませんが。

本質さえ見失わなければ、
必ず、その状態は超えて行けます。

これも、逆境がチャンスになる好例ですね。

自然界の原理からすると、
全ての遭遇する事態が好機です。
ぜひ、どんな状況にあっても、
そこに隠れている、チャンスを見つけてください。

溢れるほどにあるチャンスに、
どれだけ気づけるかが、
逆境などの状況を、超えていくための、
キーポイントになりますね。

(浜本哲治)


一商人として ——所信と体験——