相馬 愛蔵の名言 Aizo Soma

相馬 愛蔵(Aizo Soma)Wikipediaより

機会というものは、いつも初めは、一つの危機として来るか、あるいは一つの負担として現れた。

相馬 愛蔵 Aizo Soma

東京新宿中村屋の創業者 1870〜1954
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


チャンスは、順風でも逆風でも、あらゆるところにあるのですが、順調に事が運んでいる時は、あまりチャンスなどを見つけようとしないかもしれませんね。

逆境にあると、なんとかしなければならないと真剣に道を探っていきますから、チャンスなども見つけやすい心の状態にあると言えるでしょう。

ただ逆境にあって、思考や思考の産物である感情に囚われてしまっていては、非常にチャンスを得る好機であっても、それに気づけずに通り過ぎて行ってしまうでしょう。

また、自然界で起こる現象のすべては、それが道標であることを理解していけば、逆風、逆境ほど大きなチャンスであることは明らかになってきます。

大きな変化を余儀なくされる局面ですからね。

相馬 愛蔵さんのこんな名言もありました。

社会が公平なりと認める儲けしか頂戴しないで、真面目にやっていく店は、自然と繁盛するものである。

相馬 愛蔵の名言

世間の人は私に向かって中村屋が繁昌する秘訣を話せと云い、商売のコツを教えてくれなどと云う人があって、その都度私は当惑する。
自分は商家に生まれたのではないから、いわゆる商家伝来の秘訣も何も知らぬ。
もし、中村屋の商売に何か異ったものがあるとすれば、それは皆素人としての自分の創意で、何処までも石橋を叩いて渡る流儀であり、また商人はかくあるべしと自ら信ずる所を実行したまでのものである。

相馬 愛蔵の名言


脚色などをして、一時的に良い方向に向かったとしても、それは必ず行き詰まってしまいます。

流行などに振り回されて本質を見失うことは、必ず後でツケを払うことになります。

もしこういう状態で周りが一時的に先に進んだとすると、それは自分たちにとっては逆境と感じられるかもしれませんが。

本質さえ見失わなければ、必ずその状態は超えて行けます。

これも逆境がチャンスになる好例ですね。

自然界の原理からすると、全ての遭遇する事態が好機です。
ぜひどんな状況にあっても、そこに隠れているチャンスを見つけてください。

溢れるほどにあるチャンスにどれだけ気づけるかが、逆境などの状況を超えていくためのキーポイントになりますね。

(浜本 哲治)

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