岡倉 天心の名言 Tenshin Okakura

岡倉 天心(Tenshin Okakura)Wikipediaより

おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は他人に存する小なるものの偉大をみのがしがちである。

岡倉 天心 Tenshin Okakura

思想家 文人 哲学者 1863〜1913
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


どんな偉大な事業も始まりは小さなものです。

当然同じように一人の人間の偉大な能力の発揮も小さなものであったり、小さな変化から始まるものですね。

結果を見ると大きな影響を与えるような才能も、始めからそういう能力を持っていたわけではありません。

小さなキラリと光るものを見出したり、没頭できるほどに得意なことや好きなことを大切に育んだ結果として、大きく花開いて実を結んでいくものです。

植物の種子なども、ゴマ粒ほどの中に必要なものは全て詰め込まれていて、そこから芽吹き、チャレンジしていくことで自然に育まれていきます。

ある日突然何のチャレンジもなしに才能が開花することはありません。

もちろん他の才能を研ぎ澄ましていく中で、別の才能が輝き出すことはありますが、それもひとつの才能を磨いていくチャレンジがあればこそですね。

才能の進化も、自然のリズムの中では急激に伸びるタイミングはありますが、その瞬間を迎える時は小さな変化を感じ取りエネルギーを注ぎ込むことで、自然のリズムに上手に乗れて飛躍的に才能を伸ばすことが出来ます。

この小さな変化に気づかず、タイミングを捉えたエネルギーの集中を行なわないことと比較すると雲泥の差になって現れてきます。

健康の変化などもそうですが身体や脳は必ずサインを出しています。

神経の行き届いていない他の人や、出来事などの自分以外のことは感じられなくても、自分自身の変化は注意深く感じていれば必ず感じ取ることが出来ます。

その自分の小さな変化を感じ取る感性が、他のあらゆる場面でも感性として発揮されていきます。

どうぞ小さな身体や脳の声を感じ取れるようにチャレンジしてください。

大きな変化は結果のようなものですから、チャンスの芽は小さな変化の中にこそあります。

夢の実現、能力の開発も小さな変化を見逃さないことで大きな可能性を生み出していくことになりますね。

岡倉 天心さんのこんな名言もありました。

花は人間のように臆病ではない。
花によっては死を誇りとするものもある。
日本の桜がそうで、彼らはいさぎよく風に身を任せるのである。

岡倉 天心の名言

本当の美しさは、不完全を心の中で完成させた人だけが見出すことができる。

岡倉 天心の名言

美しいものとともに生きてきた人だけが美しく死ぬことができる。

岡倉 天心の名言

古いものが解体されてはじめて再創造は可能となる。

岡倉 天心の名言

日々の暮らしぶり、そのなにげない仕草のうちに、内心の動きはあらわれる。

岡倉 天心の名言


これまでに紹介した岡倉 天心さんの名言です。

(浜本 哲治)

岡倉天心記念公園 Wikipediaより
岡倉天心記念公園 Wikipediaより

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