岡本 かの子の名言 Kanoko Okamoto

岡本 かの子(Kanoko Okamoto)Wikipediaより

人生は悟るのが目的ではないです。
生きるのです。
人間は動物ですから。

岡本 かの子 Kanoko Okamoto

小説家 歌人 仏教研究家 岡本太郎の母 1889〜1939
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


常に変化して進化し続けている自然界では完成することはありません。

極致に到達すること、極めることはあり得ないのが自然界でしょう。

これより先がないと感じていることは、単にその先の道が見えていないだけと考えた方がいいでしょうね。

極められることがない世界で極めることを目的としてもあまり意味がないでしょう。

それよりも少しでも深くまで、遠くまで辿り着こうとすることです。

与えられた時間は限られていますから、その生を与えられた時間の中でどこまで辿り着けるかが人生でしょう。

そしてその無限に広がる追求のフィールドの中で、どこまでも深く遠くまでの道を見つけるのは自然界の一員であることを自覚することでしょう。

人間界の中だけで考えていると、たぶん早々に行き詰まってしまいます。

人間は自然界を支配している。
最も進化した存在だと錯覚していますが、人間が自然界を把握しているのはミクロにもマクロにもごく僅かな部分だけです。

自然の前では人間は無力ですし、全ての根本が自然界のルールで成り立っています。

そのことを自覚し認識していけば、夢や才能、能力の追求には無限の奥深い道が見えてきます。

岡本 かの子さんが息子さんの岡本 太郎さんに宛てた手紙の中で、こんなこともおっしゃっています。

だが私は思うのよ。
製作の発表場所を与えられれば迷いながらも一つの仕事を完成する、そして世に問うてみ、自分に問うてみ、また次の計劃がその仕事を土台にして生れる。
そしている内にともかく道程がだんだん延びて次の道程の道程をつくる
――でなければいつまでたっても空間に石を投げるようにあてがつかない。
無に無が次いでついにつみ上ぐべき土台の石一つも積むことは出来ない。

岡本 かの子の名言


自然界の無限に広がるフィールドをどこまでも追求していくには、具体的に今ある才能、能力を使って、誰かの幸せのために届ける愛を磨き届けていくことでしか道は見えてきません。

これが岡本かの子さんの言う生きると言うことでしょう。

あなたの素晴らしい才能はどこまでも進化し続けられるポテンシャルがあります。
それを引き出していくために、ぜひ目指すものを間違えないでください。

また人間界の縛りの多い限られた中だけで、あなたの才能、能力を捉えないでください。
思いが実現していく自然界では、あなたの思いが才能、能力の発露を決めてしまいます。

何を目指し、どういうスケールで捉えるか。
あなたの才能の発揮は、あなたの思いに懸かっていますよ。

(浜本 哲治)

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