藤原 敦忠の名言 Fujiwara no Atsutada

藤原 敦忠(Fujiwara no Atsutada)Wikipediaより

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものも 思はざりけり

藤原 敦忠 Fujiwara no Atsutada

平安時代中期の公家 歌人 906〜943
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


現代語訳は、

恋しい人とついに逢瀬を遂げてみた後の恋しい気持ちに比べたら、昔の想いなど、無いに等しいほどのものだったのだなあ。

藤原 敦忠の名言

というような感じでしょうか。

これは、恋する、愛する人への想いを詠っていますが、自分自身の中の、未知の才能、能力にも、当てはまることでしょうね。

自分のことは、知っているようで、実は、誰も皆、本当の自分は知りません。

たぶん、脳が生命を維持するだけでも、一秒間に何万回という電気信号を送りだしていることは、誰も感じたことはないでしょうから、それが、どのようになっているかを知っている人は少ないでしょう。

才能、能力ひとつとってみても、常時発揮できる能力は、リミッター機能も働きますから、本来持っている能力のわずかな部分だけです。

この眠れる才能、能力との出逢いは、非常に衝撃的でもあり、感動的なものです。

そして、出逢う意思さえあれば、それはいつでも引き出すことができますし、それを、常時引き出せる能力にしていくこともできます。

才能や能力のレベルアップは、この潜在領域で眠っている能力を、自分自身で、どう捉えるかで決まってきます。

例えば、今、常時発揮できている能力を、日常チャレンジしても、それ以上の能力が発揮できないから、その能力が最高限度の能力だと捉えるか、全ての能力のごく一部と捉えるかで、能力の発揮の仕方は、歴然と違ってきます。

アスリートのトレーニング方法の中に、自分の限界を超えたスピードなどを、あえて脳に体感させて、その能力を引き出すという方法があります。

非常に効果的なトレーニング方法ですが、このトレーニング方法を、イメージを主体にして、潜在領域の情報や能力を引き出して、それを思考領域に体感させて、常時発揮できる能力に構築していくことは、潜在能力を使うことにも、育てることにも、とても効果的です。

思考で考えて、今の自分には、これ以上できない。という能力のレベルが、あなたの本来の能力の、20%ほどのレベルと考えてください。

そのレベルの能力を生み出す、残りの80%の部分に、どういう能力があるかは、比較的ようにイメージできるでしょう。

その能力をイメージして、閃きやたまたまでもいいので、潜在領域から、とにかく引き出してくることです。

能力も、人との出逢いと同じで、実際に出逢うのと、イメージの中の存在とでは、月とスッポンほどの差があります。

イメージでは、その全容をすべてイメージできることはありませんが、実物に出逢えば、イメージできていなかった部分も、感じることができますね。

いちど出逢ってしまえば、その後のイメージもさらに鮮明にもなりますし、膨らませることもできるようになりますね。

どうぞ、愛しい人との出逢いを待ち焦がれるように、あなたの才能、能力との出逢いも熱望して、出逢いを実現していってください。

潜在領域から、ほんのわずかでも引き出せて、常時発揮できる能力が、少しでも高まれば、それで、潜在領域も育っていくことになります。

夢の実現も同じなのですが、未知の未来の実現には、現実を追いかけていくだけでは、なかなか現状から夢の領域の実現にはなっていきません。

まだ実現していない夢から、その断片を引き出して、ギャップを埋めていくことです。

才能の引き出し方も同じです。

どうぞ、限られた時間ですから、より効果的に、あなたの才能は引き出し育ててください。

(浜本 哲治)

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