相田 みつをの名言 Mitsuo Aida
水仙は人に見せようと思って
咲くわけじゃないんだなあ
ただ咲くだけ
ただひたすら…人が見ようが見まいが
そんなことおかまいなし
ただいのちいっぱいに
自分の花を咲かすだけ
自分の花を
相田 みつを Mitsuo Aida
詩人 書家 1924〜1991
我が家でも水仙は、毎年見事な綺麗な花を咲かせます。
自然の木々、草花を見ていると本当にこの詩の言葉は強く感じます。
彼らは、私が見ようが見まいが、私がどう感じようがそんなことは関係ありません。
ただ彼らの存在や美しい花が、必ず誰かの幸せに繋がっていること、そして誰かを幸せにすることが自分の幸せになることも知っています。
人間は精一杯自分を磨いて、持てる最高の自分を表現するというより、よく見せよう、よく思われようと無理をして自分を脚色する。
どうも自然とは逆のことを懸命にやって疲れているようですね。
自分らしさ、自分の天才をひたすら磨けば、誰でも生きていけるのが自然の摂理です。
生きていくために自分を殺すことは、まったくの不自然です。
自然の摂理と逆のことをやっていれば不満も出てきます。
「のに」も出てくるでしょう。
この広い世の中、あなたらしさに感動して幸せを感じてくれる人は、あなたが幸せを感じて生きていけるほどに必ずいます。
まずやるべきことは、あなたらしさを磨いて輝かせることです。
どうやって生きていこうか。から考えていくのは間違っています。
そして、あなたらしさに幸せを感じない人に無理に押し付けようとしたり、その人に幸せを感じさせようと、あなたらしさを喪失させることも不自然極まりないことです。
あなたらしさを受け止めてくれる人だけに、最高のあなたを届ければいいんです。
あなたが感動した相手が、あなたのことも感動するとは限りません。
本当の幸せ感は、バーターでは感じられません。
愛や幸せは、循環させることで大きくなっていくのも自然の摂理です。
何よりもまず、あなたらしく輝くことです。
あなた自身を、あなたの心を磨くことです。
すべてはそこからですね。
これまでに紹介した相田みつをさんの言葉です。
(浜本哲治)