白川 英樹の名言 しらかわ ひでき

白川 英樹【しらかわ ひでき】

自然に親しもう、本物に出会おう。

白川 英樹 しらかわ ひでき Hideki Shirakawa

化学者「導電性高分子の発見と発展」により、ノーベル化学賞受賞 1936〜


自然に親しむことも、本物に出逢うことも、
夢の実現、能力の開発には、大きな価値のあることです。

もちろん、自然のままの自然は、どんなに小さくても本物ですから、
両方を兼ね備えていることになりますし、身近で触れるだけでも、
エネルギーをチューニングしてくれたりしますから、
身近に感じるだけでも、大きな意味のあることですが。

例えば、チャンスがそこにあっても、
それを掴み、活かさないと、あまり意味のないことと同様に、
さらに自然の大きな愛、エネルギーを活用していくには、
まさに、親しんでいくことです。

どれだけ学び、その学んだことを、どれだけ実践できるかで、
自然からの恩恵は全く違ってきます。

自然に囲まれた環境にいる人が、自然の恩恵を受けているかといえば、
必ずしもそうではないでしょう。
大きな自然でも、小さな自然でも、それを意識して学び、
活用できてこそのもので、ただ目の前にあるだけでは、
チャンスを眺めているのと、大差ないでしょう。

本物も同じですね。
人でも物でも、本物と出逢うことは非常に大切なことです。
ただ、単に出逢っただけでは、
その真価を自分のものにすることはできません。

また、本物を見分ける感性も重要ですね。
多くの人が知っているから。多く出回っているから。
というようなことが、あたかも本物とそうでないものとの違いのように、
考えられている節がありますが。

特に、現代社会では、画像、映像などは、
どうにでも加工できるようにもなっていますし、
演出、脚色で、いかにも本物のように
見せかける技術も進歩していますので、
流行りやブームなどを、意図的に創ったりしている部分もあり、
知名度が高い=本物、の図式は、ほぼ崩壊していると考えていいでしょう。

知名度の高さは、本物ではないことの証明でもあると、
いえるところまで、今の脚色、演出、煽りなどはきているでしょう。

また、現代の人間界は、自然に沿うことなく、
自然に淘汰される方向に進んでいるとも言えますから、
その中で、その方向を進めていくために、
大きなエネルギーを持っている人や物などは、
到底本物とは言えないでしょう。

こういう世の中では、本物を見分けられる感性が、
大きな意味を持ってくることになりますね。

この本物の見極めも、思考で考えていては、
巧みな演出などに惑わされてしまうことになるでしょう。

思感、感性を研ぎ澄まして感じていくことがいちばんです。

そして見極めた、自然、本物とは、どんどん深く親しんでいくことです。

私も、本物と感じた人などには、
早朝の散歩をご一緒させていただいたり、
積極的にお時間をいただけるようにしたり、
私自身も少しでも役立つことを提案しながら、
夜討ち朝駆けのようにして、
深く交流させていただきましたし、今もそうですね。

自然も人も物も、本物にはできるだけ身近で接して、
本物の本物たる由縁を学び、そこからどんどん吸収していくことです。

物なども、使うものは、飾っているだけでは意味がありませんね。
人も、遠くから話を聴くだけでは、
本質のほんの一部しか理解、体感はできないでしょう。

自然も、その懐に飛び込んで行って初めて、
本当のところが見えてくるものです。

どうぞ、本物とは深く、深く親しんでいくことにチャレンジしてください。
これは、何者にも代え難い、あなたの素晴らしい財産になります。

(浜本哲治)


私の歩んだ道―ノーベル化学賞の発想 (朝日選書 (670))


何を学ぶか―作家の信条、科学者の思い

何を学ぶか―作家の信条、科学者の思い (読売ぶっくれっと)