斎藤 隆夫の名言 Takao Saito

斎藤 隆夫(Takao Saito)Wikipediaより

一本の蝋燭たれ。

斎藤 隆夫 Takao Saito

弁護士、政治家 1870〜1949
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


「蝋燭は身を減らして人を照らす」

という古い諺からきているようです。

本来自然界で目指すべき夢も、まさに自らの命の時間を削って、どれだけ大切な誰かの役に立てるかです。

炎を自ら燃やして自己満足しているだけでは、自然界では生きていくことはできません。

その炎でどれだけ誰かの幸せの実現のために役立てるか。
それを追求してこそ夢の実現であり、自然界で充実して生かされていく術ですね。

誰にでも最期の瞬間が必ず訪れる自然界で、最も貴重なものは「時間」です。
一秒一秒過ぎている時間は決して取り戻すことはできませんし、確実に最期の瞬間に向かって過ぎ去って行きます。

まさに一秒ごとに命を削っているのと同じです。

人間はこの時間の大切さをあまり意識することなく、さも時間より、命よりも大切なものがあるかのように無為に時間を浪費することが多くなっています。

また炎の形や大きさなどに思考や意識が強く向いていて、大切な人にいかに役立とうかと考えるより、燃えていることに、またその姿形に自己満足することで、これまた無為に命の時間を浪費しているケースも多いものですね。

ロウソクは、例えばその明かりで照らされて役立ってこそ燃えている意味と価値があります。

その誰かの役に立つ愛を届けられて、初めて愛を与えられる可能性が出てくるものです。

明かりを必要としていない人に無理矢理押し付けても役立つことはありませんね。

もちろん届けてみなければ必要とされているかどうかもわからないこともありますから、届けることは無駄ではありません。

必要としてくれる人にできるだけたくさんの愛を、あなたの素晴らしい才能、能力をあなたの命の時間を使って届けることです。

どうも人間界の現代社会では特に、自分のためであったり、家族のため、組織のためなど、本来愛を届けたことの結果であることが先に考えるべきことになってしまっていて、本末転倒のチャレンジで多くのストレスに苛まれ、なかなか上手く事が成就していかない場面に遭遇しています。

自然界の根本原則、原理の「愛を届けた人に愛は与えられる」は、いつの時代にもどんな場面にも厳格に適用されるものですから、これはぜひ忘れずにいてください。

一本の蝋燭も見方によっては、ただ自己満足のために燃えているだけにも見えます。

必要としない人からはそう見られても当然ですから、そんな声を気にすることはありませんが、実際にあなたの灯す炎で誰かの幸せのために役立っていくことです。

誰かの幸せのために役立ち続けることで、自分の幸せがやってこないことは自然界ではあり得ません。

非常にシンプルで、奥深い自然界の基本ルール、原理原則です。
どうぞ難しく考えないでください。

時代がどう変わっても本質はいつの時代も変わりません。

(浜本 哲治)

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