寺田 寅彦の名言 Torahiko Terada

寺田 寅彦(Torahiko Terada)Wikipediaより

科学者になるには自然を恋人としなければならない。
自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。

寺田 寅彦 Torahiko Terada

物理学者 随筆家 俳人 1878〜1935
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


「天災は忘れた頃にやってくる」も寺田寅彦さんの言葉だと言われています。

科学者の寺田寅彦さんの名言には自然に触れた言葉が多いですが、この名言は科学者にだけ言えることではないでしょう。

科学はもちろん自然を追求していくことそのものですから、自然を知ること、親しむことは必須の要件です、どんな分野であっても、仕事であれ生活であれ自然から切り離されたものはなく、すべて自然の中で、自然のルールの中で行なわれているものです。

どうも人間は、機械やコンクリート、化学物質の中で生活していると、科学と自然は別物であるような錯覚をしているのかもしれません。

この感覚が人間がストレスや苦悩を抱えることになる大きな要因でしょう。

あらゆる分野で事を成した人々が、異口同音に自然に学ぶことを言っているのは、どんなことでも突き詰めていくと、自然に自然のルール、摂理に辿り着くからです。

例えば人間の心も身体も自然の産物です。

これは私の専門分野ですが、この心と身体の健康を追求していくと、自然のままにすることが究極の健康になる方法です。

自然のままのものを食べる。
自然なままの環境、状態にする。などですね。

これを薬や人工的なもの、自然のことが分かっていない人のアドバイスなどで、なんとかしようとしても根本的な問題の解決にはなりません。

あなたがチャレンジしている夢の分野が何であれ、そのこと自体も深く追求していけば必ず自然に辿り着きます。

また必ず自然の産物である人間の心と身体が、あなた自身を含め関わることになりますから、このことだけでも自然と深い関係にあることになりますね。

人間の心もそれぞれの個性はありますが、根本的には自然の摂理の中で働いているものです。
自然の基本ルールをしっかりと把握していれば、自分も含め人の心で悩むことはなくなります。

自然の摂理を学んでいれば、夢の実現も含めほとんどの悩みから開放されるでしょう。

それほどに自然を学ぶことは人間にとって大きな意味があるのですが、それを学ぼうとしない人間があまりにも多いために、こんな人間界になっているのでしょうね。

自然のこと、自然のルールは自然のままの自然に学ぶのがいちばんです。

ただ遠くから眺めるだけ、触れるだけでも、人間より遥かにエネルギーレベルの高い自然の植物たちは、エネルギーの乱れた人間のチューニングはしてくれますが、これだけでは学べません。

やはりこの言葉にもあるように、恋人のように片時も離れられないくらい、全てを知りたいと思うくらい愛していかないとその本質は感じられないでしょう。

どんなことでも同じように、知識を持っているだけでは意味がありません。
肌で感じて、自分のものにして、習慣になるほどに取り入れて始めて学びの意味があります。

どうぞあなたの夢を最短距離、最短時間で実現するために、また悩みの多くを手放すためにも自然のルール、自然の摂理を学んでください。

間違いなく他のどんな知識や技術を学び、修得することより優先順位の高いものでしょう。

自然の摂理を体得した上で、あなたの知識や技術が本当に活きてくることになりますよ。

寺田 寅彦さんのこんな名言もありました。

科学はやはり不思議を殺すものではなく、不思議を生み出すものである。

寺田 寅彦の名言

心の窓はいつでもできるだけ数をたくさんに、そうしてできるだけ広く開けておきたいものだ。

寺田 寅彦の名言

疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う。

寺田 寅彦の名言


これまでに紹介した寺田寅彦さんの名言です。

(浜本 哲治)

LINEで送る