アルトゥル・ショーペンハウアーの名言 Arthur Schopenhauer

アルトゥル・ショーペンハウアー(Arthur Schopenhauer)Wikipediaより

才人は、誰も射ることのできない的を射る。
天才は、誰にも見えない的を射る。

アルトゥル・ショーペンハウアー Arthur Schopenhauer

ドイツの哲学者 作家 1788~1860
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


誰にでも与えられた天賦の才は、もちろん磨き込まなければ、それが輝きだすことも誰かに感動と幸せを届けて、その天才で生きていくことは出来ません。

しかし磨き込んでいけば、どの才能よりも輝きを増すこと、誰かの役に立つレベルにはいち早く到達することが出来ます。

さらに知識や経験を積み重ね、テクニックに磨きをかけて誰にも真似出来ないレベルまで研ぎ澄ましていくのが才人、一流の領域でしょう。

この域に達してくれば、その天才で生きていけるかどうかを心配することはなくなります。

ひとつの才能は簡単に極められるものではありません。

生涯かけて追求してもまだまだ奥深いものでしょう。

俗に言われる天才という人たちは、そのさらに先の領域に踏み込んで追求していった人たちです。

目に見えるテクニックや知識を超えた、心の領域、自分の中の未知の領域を真理や自然の摂理に向けて、さらに深く探求して極めようとしていくと普遍的なものが見えてきますので、どんなことにおいてもその本質を瞬時に見抜くことができます。

例えば一流への道筋を指南できたり、誰も発想さえしなかった新しいものを創造できたり、誰もが成し遂げられないと思うような偉業を成し遂げたりすることになります。

どの段階まで自分を追求していくかはもちろん自由で、どういう思いを持つかですね。

その段階で満足してしまったり諦めてしまえば、そこから先には進めません。

ただ現状維持はあり得ませんので、ただ同じことを繰り返しているだけはどんどん後退していきます。

現状を維持しようとする努力と、さらに先を追求するチャレンジとはそれほど大きな差はありませんので、あなたの心が何を思うか、どこを目指すかだけです。

いずれにしても一度しかない限られた時間の人生ですから、自分の心を誤摩化すことなく、人生を終える瞬間に心残りのない人生にしていきたいですね。

あなたに与えられた天才をどこまで極められるかは、あなた以外の誰かや、環境によって決まるものではありません。

あなたの思い次第ですね。

アルトゥル・ショーペンハウアーさんのこんな名言もありました。

宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。
歩行者のたどった道は見える。
だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

金銭は人間の抽象的な幸福です。
だからもはや具体的に幸福を享楽する能力のなくなった人は、その心を全部、金銭にかけるのです。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

時はよく用いるものには親切である。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

人生の情景は、粗いモザイク画に似ている。
この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。
間近にいては、それは何の印象も与えない。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言

知は力なり。とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。

アルトゥル・ショーペンハウアーの名言


これまでに紹介したアルトゥル・ショーペンハウアーさんの名言です。

(浜本 哲治)

晩年のショーペンハウアー。1855年(67歳)ジュール・ルンテシュッツ画 Wikipediaより
晩年のショーペンハウアー。1855年(67歳)ジュール・ルンテシュッツ画 Wikipediaより

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