アルベルト・シュバイツァーの名言 Albert Schweitzer
物事に関心がなくなり、真面目さや憧れ、情熱、熱意などを、失いかけていることに少しでも気付いたら、これは、病気の前触れだと考えなければならない。
表面的に流されている生活に魂が苦しんでいると、気付かなくてはならない。
アルベルト・シュバイツァー Albert Schweitzer
ドイツの哲学者 医者 神学者 ノーベル平和賞受賞 1875~1965
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
情熱や熱意が薄らいでくるのは、色んな意味で危険信号ですね。
精気を失ってきます。
夢に目を向けることが億劫になってきます。
精気を失った状態では、心も身体も病に冒されやすくなります。
そしていつしか流されることが心地よくなってしまって、環境や状況に流されるままから抜け出せなくなります。
これは年齢に関係なく同じです。
若くても夢がない人には精気がありません。
どんなに年齢を重ねていても、夢のある人の目はキラキラ輝いています。
この精気が失われた状態は、この言葉にあるように少しでも落ちてきたと感じた時に、自分自身の心に刺激を与える必要があります。
情熱などは、落ちてしまってからまた再燃させるのは想像以上にエネルギーが必要になります。
自然はいつも精気に満ち溢れています。
もちろん自然の植物たちは、例えば自らチャレンジをやめて精気を失うことは、そのまま生命の終わりを意味します。
かと言って植物たちからは、頑張らなきゃ。苦しい。生きなきゃ。なんて言う悲壮感は微塵もありません。
そういう意味では、精気がなくても生きていける人間界は過保護な状況だと言えるのかもしれませんね。
そして複雑に複雑に考え、行動をも難しくして、悲壮感を持たないと出来ないような世の中にしてしまっていますね。
植物たちは自分の為すべきことを知っています。
目指すものも明確に持っています。
それを極めるためにひたすらにチャレンジしています。
精気のない人間はただこれが出来ていないだけです。
明確な夢がありません。
そのため何をやればいいのか、何を極めればいいのかが分かりません。
与えられたことをこなすだけ。
私がアスリートや経営者、社員教育のお手伝いをする時は、個人としての夢を明確にすることに最も時間を使います。
組織の中にあっても、個人の夢が明確にされていなければ生き生きと仕事をすることは出来ません。
アスリートや経営者は、人生=仕事=趣味ですから、夢を描くのは比較的簡単ですが、この方程式になっていない人は、自分の夢と仕事をどう結びつけるか、仕事に自分の天才をどう活かすか、これが大きなポイントですね。
多くの人から精気を奪ってしまう今の社会情勢は異常でしょう。
収入の多さや、組織の規模の大きさでしか夢の尺度を持てない、語れない状況も人間から精気を失わせているのでしょう。
今どういう立場にいようと、あなたの、あなた自身の人生の夢が描けないことには精気は宿りません。
収入などは手段であって、それを目指すことで精気に満ち溢れた人生にはなりません。
一時的にはモチベーションは上がっても、それが継続していくことはありませんね。
そして夢や未来の姿は、一度決めた、考えた、イメージしただけでは意味がありません。
壁に貼った夢がすぐに壁のシミになって目にも留まらなくなるのと同じで、常に生き生きと、ありありとイメージして脳に刺激を与えていないと早晩情熱も熱意も冷めてきます。
今年の年初に掲げた夢。
そのままで壁のシミ、手帳のシミになっていませんか?
年初に夢のためにやると決めたこと、どれだけ今も続いていますか?
夢が見えなくなっていたり、夢に対する情熱を失っていたら、まず日々に流されているでしょう。
あなたの夢は毎日、毎度、いつ何時でもイメージするものです。
いつでも誰かに語り、その人の頭の中に現実を思わせるようなイメージを伝えられるようにしておくものです。
どうぞあなたの夢、情熱は毎日チェックしてください。
熱しやすく冷めやすいのも人間の特徴ですね。
どうぞあなたの魂を不自由にしないでください。苦しめないでください。
あなたのやるべきこと、あなたが生き生きとすることは、あなたの魂、心が知っていますよ。
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(浜本 哲治)